studio4310様
急行利尻の編成についてのご質問ですが、旭川からの増結車であるスハニ62とスユニ60を、
旭川まで最後尾であったマニ60の後部にそのまま連結する事なく、
なぜマニ60をわざわざ増結車2両の間に連結しなおしたか?という事ですよね。
列車の編成順序については国鉄の内規で定められており、基準寄(函館本線においては函館駅)から
荷物車・郵便車・客室及び食堂といった順序となっていたようです。
これは荷物運搬のための設備が各駅の基準寄に設置されていた為であり、
各種文献に記載されている編成記録を調べてみても、原則としてはこの順序となっております。
(一部に荷物車と郵便車の順序が逆の例が見られますが)
そのため、この急行利尻の場合においても、増結車であるスユニをマニとスハニの間に挟むことなく、
マニを間に連結しなおし、基準寄から荷物車(荷物室)・郵便車(郵便室)といった順序にした
と思われます。
なお、客室を有するスハニ62が最後尾に連結されているのは、途中駅の音威子府までの増結車
であるためであると思われます。
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