本日11月19日は「鉄道電化の日」。
昭和31(1956)年の今日、東海道本線米原-京都間が電化され、
東京から大阪まで架線がつながりました。
当時国鉄の看板列車だった東京-大阪間特急
「つばめ」「はと」は全区間EF58の通し牽引となり、
所要時間はそれまでの8時間から7時間30分、
同区間における客車列車の最速レコードとなりました。
…と、ここまでは過去に何度かここで話題にしてきた通りですが、
昨今は事情が変っています。
磐越西線の会津若松-喜多方間が“非電化”されるという話が取り沙汰されています。
歴史を振り返れば経営難から“非電化”した玉野市営電気鉄道という先例もあります。
一方、蓄電池車やハイブリッド車が実用化され、水素車も射程距離に入る現在、
架線が張られていることが必ずしもステータスではない時代が
やって来たとも言えるでしょう。
「鉄道電化」の持つ意味は、半世紀以上の歳月を経て変化してきています。
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