倶楽部メモ(839)

令和4年5月10日〜5月13日

オハニ36のグロベン位置について・マロネ29について



投稿者

kuhamoha

投稿日

2022年 5月10日(火)03時09分48秒

タイトル

オハニ36のグロベン位置について

はじめまして。初めて書き込みさせて頂きます。
模型製作にあたり表題の件で疑問があり投稿させて頂きました。

オハニ36の前位側から4番目のベンチレーターですが、
公式図面などでは 他の3個より間隔が詰まった配置になっています。
各種模型製品も同様の配置になっている事が多いようです。
しかし、ネット上の写真などを見ていると、明らかに均一に並んでいるようなものが多く
疑問を感じています(現存する群馬のオハニも均一配置のようです)。
鋼体化改造時に車体は新造されているものと認識しており
出自の形式の影響はないと思うのですが、
担当工場などによって違いがあったのでしょうか?

もしご存じの方いらっしゃいましたらご教示の程、よろしくお願いいたします。




投稿者

クモイ103

投稿日

2022年 5月10日(火)18時36分8秒

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Re: オハニ36のグロベン位置について

kuhamoha 様

ご指摘の通り、オハニ36の前位側から4番目までのベンチレーターは、
形式図と異なり等間隔のような印象のものが多いですね。初めて知りました。
乏しい手元資料を繰ってみたところ、
鉄道ピクトリアル702(2001年6月号)【特集】60系鋼体化客車(U)P.42に掲載された、
オハニ36 6改造のオヤ33 54が、どうも3番目と4番目の間が狭いように感じます。
しかし、P.44に掲載されたオハニ36 12改造のオエ36 1は、等間隔のようです。
オハニ36の元形式であるオハニ63の鋼体化改造は、全30両が同じ長野工場で、
1955年11月〜翌年1月という短期間で一気呵成に落成しており、
形態の差異が発生する要因は少なかったと思うので、不思議なことです。
こんど知り合いの研究者にも聞いてみます。




投稿者

クモイ103

投稿日

2022年 5月10日(火)19時06分37秒

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Re2: オハニ36のグロベン位置について

補足です。
「グロベン」(グローブ型ベンチレーター)ではなく、
「ガラベン」(ガーランド型ベンチレーター)ですね。




投稿者

クモイ103

投稿日

2022年 5月10日(火)22時20分23秒

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Re3: オハニ36のグロベン位置について

連投失礼します。
先のコメントで、オヤ33 54の3番目と4番目の間が狭いように感じると書きましたが、
知人から同車の真横の写真を見せてもらい、等間隔でした。
斜めの写真ではなかなか判断できないのですね。
そうなると、オハニ36(←オハニ63)は全車、
形式図と異なる等間隔だったのかもしれません。
長野工場で何か事情があった?という憶測くらいしか今のところできませんが、
また変なところに“沼”があったものです。




投稿者

kuhamoha

投稿日

2022年 5月11日(水)00時46分11秒

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Re:Re:オハニ36のガラベン位置について

クモイ103様
早速のレスありがとうございます。
また、大変お恥ずかしいミスをしてしまい失礼しました。

全車同時期・同工場での製造となると バラつく理由が分かりませんね。
そもそも、公式図面で間隔を変えている理由も不可解です。

こうした謎が随所に散りばめられているのも、旧客の魅力ではありますが・・・。




投稿者

クモイ103

投稿日

2022年 5月11日(水)07時18分34秒

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【訂正】オハニ36のガラベン位置について

kuhamoha 様

申し訳ありません、訂正です。
全車長野工場というのはオハニ63→オハニ36の改造(台車交換)でした。
鋼体化でオハニ63を作ったのは、1〜25が汽車製造(株)東京支店、26〜30が輸送機工業(株)です。
私がボケていただけでした。

知人の研究者から教えてもらった情報の続報ですが、
形式図は新車等を設計・製造する時に最初に国鉄側からメーカー等に提示する資料で、
ここから詳細の図面が製作されるので、即ち、余り正確ではないとのことです。

60系の他のハニ・ハユとの関係も含めて、いろいろ「原因追及」するのも一興かもしれませんが、
模型製作の面では、どうも等間隔で作るのが正解なのかもしれませんね。




投稿者

突放禁止

投稿日

2022年 5月11日(水)22時49分48秒

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マロネ29

十和田のマロネ29のお話が出てましたが
ダブルルーフのクルマは全車改造された、、、件が気になりました
旧マロネ37300たるマロネ29の1〜7や
旧マロネ37350たるマロネ29 21〜25と洗面所の位置が異なる31も
戦後も急行に間違いなく使用されていたので、、、
マロネ29の緩急車バージョンのマロネフ29も
旧マロネフ37500たるマロネフ29 1〜3は大和に
旧マロネフ37550たるマロネフ29 11と12は一般客車時代のあさかぜにすら使われていましたし

改造されて、、、と記述されていたのは
戦時改造されて戦後復元されなかった旧スシ37700事だと思われますが
いかがでしょうか?




投稿者

クモイ103

投稿日

2022年 5月12日(木)10時27分3秒

タイトル

Re: マロネ29

私も、くまジロ様が5月3日に書かれた件がちょっと引っ掛かってはいたのですが、
いま改めてレイルNo.9を確認したところ、P.38に下記の記述があります。

********************
二重屋根のものは大部分が戦時中に3等座席車に改造されてしまったため,
戦後急行に使用されたものは改造を免れた丸屋根のものが多く,
********************

「戦後は存在していない」とは書いてないのですが、別のページに書いてあるのでしょうか?
実際は、突放禁止様のおっしゃる通り、戦後も二重屋根のマロネは活躍していました。

食堂車では、これも突放禁止様ご指摘の通り、
「オハ31形(オハ44400)の一族」である旧スシ37700は全車3等座席車にされてしまいました。
ただし、「スハ32形(スハ32600)の一族」である旧スシ37740は戦後も一部残り、
スシ28やマシ29の0番代二重屋根車として、昭和30年代の客車急行全盛期を支え、
最後の1両であるマシ29 2は、昭和43年まで生き永らえています。




投稿者

ミキスト

投稿日

2022年 5月12日(木)15時39分56秒

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Re 12系きたぐに スロ増結

クモイ103様,
返答ありがとうございます。
自分が閲覧した資料です.

・ノーブルジョーカーのホームページ/第一展示室/北の赤い電機(3)/1976年8月3日 写真

・ARC列車編成資料館/急行きたぐに/1976年8月21日 502レ編成


これらの日付が正確であれば,複数日に設定されていたことになります.




投稿者

kuhamoha

投稿日

2022年 5月13日(金)01時34分52秒

タイトル

Re:【訂正】オハニ36のガラベン位置について

クモイ103様
返信遅くなり申し訳ありません。

斜めから撮られている写真から ガラベンの位置を割り出すのは難しいですが、
数少ないサイドビュー写真を見る限り、どれも等間隔のようでした。

ただ、確認できたものは、どれも ご教示いただいた汽車製造の物ばかりで、
もしかしたら輸送機工業の4両は異なるかもしれませんね。

いずれにしても、今回は等間隔で配置しようと思います。
色々と情報ご提供頂き ありがとうございました。




               
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