ご無沙汰しております。「ED76109」であります。
本日の北海道新聞朝刊に、ついに・・・という記事が掲載されました。
1 平成26年8月の台風豪雨によって、壊滅的な被害を受けていました
「根室線 富良野・新得」間のバス転換が、
富良野市・占冠村・南富良野町・新得町の代表者によって同意に至りました。
鉄路復活に最も足かせとなっていたのは、
「年間10億9千万円に及ぶ運行費負担」であります。
併せて、令和2年12月に国土交通省から提示された支援案に
「根室線の支援策」が盛り込まれなかったことが大きいとのこと。
さらには、JR北海道よりバス転換に係る赤字分の負担が補填されるなど、
対応策も提示されています。
今後は、地域住民への説明会によって説明後に、
「根室本線対策協議会」の総会で最終決断に・・・という道筋を辿ることになります。
「鉄道員(ぽっぽや)」の舞台と併せて、
往年の「まりも」そして「からまつ」の辿った轍が姿を消すことになってしまいました。
2 既報してまいりました「山線」の存廃について、態度を保留していた
「ニセコ町」と「黒松内町」がバス転嫁の方針を固めたとの報道がありました。
この結果、鉄路存続を打ち出しているのは、唯一「余市町」のみということに・・・。
こちらの最大のネックは、
北海道の「30年間の存続によっての赤字額は864億円」との試算です。
さすがにこの額を沿線の9市町で単純に負担するとなれば、
30年間で自治体として100億円弱の負担となれば、
二の足を踏むのは当然のことでしょうか・・・。
マロネロ38様ではないのですが、ここに来て北海道での「分割民営化」が
失敗であったということが歴然としてきた感があります。
国からの補助がなければ、おそらく30年後、
「北の大地」からは鉄路が無くなる可能性が拭いきれないということであります・・・。
失礼いたしました。以上、「教頭客車鉄ちゃん」からの戯言情報でした。
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