先週の「エール」でも、何度か客車が出てきましたね。
以前「ひよっこ」にも客車の車内シーンがあり、ここでも話題になりましたが、
その時の映像と今回の映像で共通点もあるので、NHK局内で作成したセットで、
部品の組み合わせで若干の時代変化を表現していると思われます。
二つの映像の主な共通点としては「3−3の窓配置」「下降窓」といった点で、
同じセットと思われますが、異なる点は「エール」(戦中・戦後すぐ)では
座面・背摺りともに板張りの座席ですが、「ひよっこ」(戦後の集団就職)では
座面・背摺りともにモケット張り・丸屋根となっているので、
この座席の違いなどで時代をあらわしていて、
イメージでは「エール」は木造客車またはオハ31?、
「ひよっこ」ではオハ60?といったところでしょうか。
ただ、先週の映像で車外からの場面もあったのですが、
リベット打ちの鋼製客車でありながら下降窓(鋼製客車は最初のオハ31から、
のちの10系等を除いてすべて上昇窓でしたよね?)であったり、
「ひよっこ」の座席はサイズ的に小さく、
初期の電車や気動車などの座席のようであったりと?となる点も多いのですが、
そこまで気になるのは我々趣味人くらいでしょうか。
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