昨日会社帰りに、気まぐれに駅構内の書店を覗いたところ、
鉄道ピクトリアル別冊、「20系固定編成客車」を見つけ、即購入しました。
どうやら10日に発売されたようです。
帰宅後パラパラめくってみて、驚きと感動の連続でした。
20系最初期ロットの、落とし込み式非常口の外開き式への改造時期。
マニ20への明り取り窓の増設時期。
ナシ20の一部車両に見られた、荷物搬入扉脇への扉増設についてと、施工対象車。
50本を超える編成車番記録には、
「はくつる」「ゆうづる」の登場当時の記録まであり、
形式写真集には、あまり大きく取り上げられることのない
500番台車がしっかり載っています。
腰を抜かすような衝撃の写真も。
これがどんなものかは、これから購入を考えている方へのネタばらしになるので、
これくらいにとどめますが、
どれも今まで知らなかった内容ばかり。
昨年末に刊行された車両史編さん会の20系客車(中巻)以降の刊行が、
予定より遅れている中、予期せぬ大収穫でした。
企画、内容から見て、今回のピクトリアル別冊も
早い段階で売り切れ絶版が容易に予想できます。
個人的に20系客車研究資料の決定版、バイブルと感じました。
今まで色々な資料、写真を見てきましたが、
20系客車も10系客車も、昭和40年代初め頃はツヤツヤの綺麗な姿で写っていますが、
昭和40年代も半ば以降になると、一気にくたびれた姿の写真が多くなる印象です。
連日過酷な運用に就いていたことから、軽量構造車体への負担の蓄積。
当時悪化していた労使関係が影を落とした、現場の管理状況等、
様々な要因があるのでしょうが、
新幹線博多開業の半年ばかり前に生まれた私には、
記事や写真から想像することしかできません。
一度手に取ると、他のことが手につかず、引き込まれてしまう今回の別冊との出合い、
しみじみ嬉しいものです。
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