ご無沙汰しております。「ED76109」であります。
客車の話題ではないのですが、本校のN君から
「教頭先生は103系には乗ったことがあるのですか。」と、
今日聞かれたことで、「山手線」でさんざん世話になった想い出を披露しました。
本日は、久々の戯言を三題ほど。どうぞ、おつきあい願います。
1 山手線の「73系」の後継として、
まず「101系」が投入されてから数年後に登場したのが
「103系」であったように記憶しています。
乱暴なドアの開閉だった「101系」とは異なり、スマートな感じで閉まるドア。
そして、低音を響かせながら、加速していくECの滑らかな走り・・・。
そして、屋根にクーラーが搭載された時は、
「国鉄の通勤電車には冷房がないじゃないか」との私鉄ファンの友達に、
「どうだ」と胸を張ったモノでした。
しかし、「でも、真ん中の4両は冷房が効いてないじゃないか」
と言われてしまった時は思わず絶句。
確か、前方・後方の3両ずつが「冷房車」であり、
ラッシュ時はかえって蒸し暑かったとの逸話があったはずであります。
2 以前、「クモイ103」様との与太話に、
「田町・田端間の併走風景」がありました。
小生の記憶では、「品川」を出ると小生が乗った「ウグイス103系」を
オーバーパスしてきた「ブルー103系」が、
「田町」のフォームに先に滑り込んできて、先発していく姿が印象にございます。
「浜松町」「新橋」・・・と差が開くばかりで、
いつもがっかりしていたものでした。
たまに、見学旅行の引率の自主研修日にお世話になっても、
現在でも「京浜東北線」がスイスイといった感であり、
快速運転であるにせよ「山手線がんばれ!!」と思わず、
拳を握ってしまう自分に苦笑してしまう始末であります。
3 北海道の教員としての旅立ちを決意して、
「上野」から「盛岡行のやまびこ」にお世話になった春の日、
田端付近で切り通しの桜花をバックにした「103系」が
目に飛び込んできました。
夕焼けの中、映えた103系の「緑」と桜の「桃色」に見とれた時、
「やまびこの車中」に流れたのは
「春のうららの隅田川〜♪」の一節で始まる「花」。
当時「東北新幹線」は、停車駅の案内放送ごとに曲が設定されており
「上野」は「滝廉太郎(?!)」氏の「花」だった記憶がございます。
小生、その時の「103系の美しい光景」に、
こみ上げてくる感動を今でも忘れることができません。
「兎を追った山」も「小鮒を釣った川」もありませんが、
ふるさと「東京」の原風景がそこにありました・・・。
長々と失礼しました。
京橋駅で、「保育園と会社休んで来た」と語っていたお父さんと
号泣する息子さんの姿が流れた映像に、
思わず「オレンジ103系、お疲れ様でした」の思いを強くした
「教頭客車鉄ちゃん」でありました
(また、ECの話、失礼いたしました)。
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