先日大宮車両センターの前を通ったら、構内にレントゲン車?
とおぼしき車が停まっていました。
私の勤務先でも恒例の集団検診の予定がありますので、
まあどこも同じなんだなと妙に親近感が湧いたり。
ただ私の所では外部の医療機関に委託ですが、
さすがにかつて病院まで擁していた国鉄一家の流れをくむJRだけに、
自前の様です。
かつて国鉄の地方組織に存在した「保健車」を思い出しました。
山間へき地の駅や信号場に勤務する職員に定期検診を受けさせるため、
必要な医療器材を積み込み、医師が乗り込んで巡回した「保健車」。
たいてい古い客車を改造したもので、その点は救援車や配給車などと同様です。
記号も事業用車の“ヤ”で、スヤ32、スヤ42、スヤ52といった形式がありました。
その後駅や信号場の廃止や無人化で、保健車を必要とするような現場は無くなり、
今ではそうした専用の車両が存在したことも忘れ去られようとしていますね。
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