くだんのスハ32 137は、
1961(昭和36)年度の前半に電暖化されて「2137」となった模様です。
マロネロ38様が参照された客車形式図集は
1966(昭和41)年版とのことですから、
2137となってから更に5年が経過していることになりますね。
鉄道友の会 客車気動車研究会の会報「食堂車」No.455(2012年9月)
に掲載された和田洋氏の研究発表「電暖改造について(7)」によれば、
同車は昭和36年度の改造車に含まれています。
また別に入手した昭和36年10月1日現在の盛岡鉄道管理局客車配置表でも、
青森にスハ32 2137 がいます。
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昭和33年度(実際は34年)から始まった在来形客車の電気暖房化改造では、
改造済みの車両の番号を「+2000」して識別しました。
「1000」でなく「2000」としたのは、
オハ35やオハ61が1000両以上いたためです。
このため同じ形式でも2000番台とそうでない番号が混在することになりますが、
配置表などで車両番号を列記する時は、
「2000」を除いた元の番号順に並べるのが暗黙のルールとなっています。
(守られていないケースも多々あるようですが…)
なお、後の時代の20系2000番台は全く別の話です。
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