ご無沙汰して居ります。
皆様のマロネフ59についての記述を興味深く拝見して居りました。
高松宮殿下のお名前が出たところで、以前ニュース映画で
御料車にお乗りになられる場面があった事を思い出しました。
現在NHKが『戦争証言アーカイブス』というホームページを作成、
その中で1940〜48年の『日本ニュース』を公開して居ります。
その中の戦前編第三号「特報 満州国皇帝陛下輝く御入京」で、
横浜港に上陸された満州国皇帝溥儀を
高松宮様がお出迎えされる場面がありました。
その後横浜港駅から東京駅まで運転されるのですが、
御料車は10号(牽引機は8620の模様)である様です。
この車両は今日さいたま市の鉄道博物館に展示保存されております。
また同号『満州帝国皇帝陛下御訪日の御途へ』で満州国の首都であった
新京(現在の長春市)から御召列車に乗りこまれ大連まで行かれたそうですが、
最後に満州国の御料車と思われる6両編成の列車が出てきました。
最後尾の車両は『あじあ号』のテンイ8に似ていますが、
尾灯のデザイン、漢字の亜を模したそうですが、これがありません。
1983年頃の鉄道ジャーナル誌だったと思いますが、
全く残されていない幻の車両、という記述があった筈ですが、
もしかしたらこれがそうかも知れません。
この他にも第一号では東京から京都までの
御召列車が運転された事も公開されています。
今日体を休めている車輛達にも様々な経歴があった事を
感じさせられました。
つらつらと書き連ねた事をお許し下さい。
皆様時節柄御体御自愛下さい。
それでは。
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