皆様ご無沙汰しております。
さて、諸賢に置かれましては過日東武鉄道でのSL運転に備え
JR四国から12系14系客車が甲種輸送され、
牽引機するEF65PFに[瀬戸]を彷彿とさせるヘッドマークが掲げられ
多くの[撮り]衆が色めき立った一件は
先刻ご承知のことと存じます。
それに関してツィッターで、
「12系を急行型じゃないという意見があって驚いた」という趣旨の発言がありました
(元発言を探したのですが見つかりませんでした)。
皆様には釈迦に説法もいいところですが確かに12系客車は急行型仕様ですが、
電車・気動車には明確にして厳然と存在する急行型
(153・155・159・163・165・167・169、451・471・453・473・455・475・457各系
並びにキハ58系とキハ65)ものの
客車においては果たして急行型は存在するのでしょうか?
12系客車も登場時は波動輸送用に考えられていて
事実定期急行に使われるようになるにはしばらく年数が必要でした。
しかし当時急行列車に使われていた車種となると、
優等車両(ロネ・ロザ・ハネそして食堂車)はともかく、
普通座席車となるとそれこそ編成表にもオハ・スハオハフ・スハフ
と言った表記で定数内であれば何でも良い!ってな感覚でした。
ナハ10・11及びナハフ10・11そしてスハ43・スハ45・オハ46・オハ47
及びスハフ42・スハフ44・オハフ45・オハフ46の近代化改造体質改善車
(所謂青塗り車)であれば当り。
オハ36・スハ40そしてオハ35・オハフ33でも近代化改造体質改善車なら許容範囲、
未更新茶色ニス塗り車だとたとえスハ43の一党と雖も外れ、
季節列車、臨時列車ともなるとスハ32やオハ61!まで動員され
流石にここまでくると「急行料金返せ!」なレベルです(^^);
閑話休題。
20系登場以前は特急も急行もローカルも、
新しいモノから優等列車に充てられ捻出した先代が
格下の列車に充てられて行ったように見えます。
スハ43もオハ35もスハ32も特急急行列車に充てられた経歴があります。
小生が小学生の頃読んだ本には国鉄客車の分類としては
(1)皇室用客車 御料車・供奉車
(2)営業用客車 1等座席車・2等座席車・1等寝台車・2等寝台車・食堂車・荷物車
(3)事業用客車 職用車・保健車・工事車・試験車・教習車・救援車・配給車
でした(1960年代後半、また出典の書籍は1960年頃の刊行で
東海道新幹線も予想図しか載っていない前時代的な本でした。
当然グリーン車の呼称はまだありません)。
尚、展望車と郵便車に関しては記述があったか否かは記憶が曖昧です。
何しろ40年前のことですので…
(一等展望車はこの本の刊行時既に実質的に保留車状態、
また郵便車はご承知の通り国鉄所有ではなく
郵政省所管の所謂民有車ですから国鉄客車の範疇に入るか否か微妙です)
20系・14系・24系及び派生形式そしてJR東日本のE26系、
このあたりも特急型と呼んでいいのか否か?
果たして12系は急行型と呼んでいいのかそれともあくまで一般型なのか?
諸賢の御高説を賜りたく存じますm(__)m
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