おばんでございます。「ED76109」であります。
北東航21様
初めまして。「ED76109」と申します。産は「東京」でありますが、
「北の大地」で高校の教諭をしております「中年客車鉄ちゃん」でございます。
長距離PCが、今だにマイブームであることから、
「シベリア鉄道」か「中国国鉄」しか「PC」の夢が追えないと嘆きの日々であります。
しかし、世界各地には・・・あるものですね。今回は「世界の長距離PC」について「戯言」致します。
1 「インディアン・パシフィック号」は、「オーストラリア」の太平洋岸に位置する「シドニー」から、
インド洋に面した「パース」までを結ぶ、最長の直線軌道を走行する「長距離PC」であります。
全長は「3,961q」であり、「トランスコンティネンタル鉄道」の別名がございます。
最長の直線区間は、「グレートビクトリア砂漠」の南に位置する「ナラボー平原」を走る直線であり、
距離としては「478q」。世界一長い直線として有名でございます。
なお、この平原を通過する折、モーニングサービスがこの平原から朝日を眺めながら取れるようにダイヤが設定されております。
運行ダイヤは、「シドニーからパース」まで「3泊4日(約67時間)」を要し、週に2往復運行されています。
2 「ザ・カナディアン号」は、太平洋岸の「バンクーバー」と「オンタリオ湖畔」の大都市「トロント」間を
「2泊3日」で走行。週3往復しております。
編成は、「荷物車」、「座席車」、
そしてラウンジやグリル機能付の「スナックルーム・ビスタドーム型展望席」を持つ「スカイラインカー」、「食堂車」が2両、
さらには最後部の「半円形展望台・ビスタドーム型展望席・ラウンジやグリル機能付スナックルーム・数室の寝台室」が完備された
「パークカー」や「寝台車」で構成されている長大編成。
正しく「アムトラック」と双璧である、「ロッキー越え」が堪能できる汽車旅であります。
3 「ブルートレイン」と言っても日本だけではありません。
先達の皆様方もご存じのように、「南アフリカ」にも寝台列車として「ブルートレイン」が存在しております。
同国の首都「プレトリア」から、「ケープタウン」までの1,600kmを「1泊2日」で結ぶ「豪華寝台列車」。
何と「ギネスブック」にも、「世界一の豪華列車」の称号がございます。
現在の「ブルートレイン」では、「テレビ・電話・金庫」等が個室内に常備される他、デラックスルームの個室には「シャワー室」、
さらにはラグジュアリークラスの個室には「浴槽」も設備されております。
列車内の酒類を含むドリンクの代金も運賃に含まれており、室内では飲み放題。
そのため、「18歳以上の成人」に乗車が限定されております。
なお、「ブルートレイン」の名称ですが、ヨーロッパの王室が好む色とされた「ロイヤルブルー」に因んで
「ブルートレイン」の名がつけられたのことであります。
長々と失礼致しました。
以上、「退職金」を上記列車の乗車資金に充てるため、
まず愚妻の説得から始めなければならない「中年客車鉄ちゃん」でありました。 |