ユーラシアの西端・エストニアの鉄道についてご紹介
行き止まりホームの話題から、少しばかりエストニア鉄道公社
について知りえる情報をご案内申し上げます。
モロトフ・リッペンドロップ協定以前の独立時代1435mm
の鉄道開業するも、ソ連併合後1532mmに改軌。
ソ連離脱後、首都タリン近郊の電化区間のER2型(ラトビア
RVR電車工場製)は大幅に北欧風に内装リフォームし釣り掛け
音との不釣合いが、滑稽です。
また急速な自家用車の普及による鉄道離れは深刻で、乗客数は
ソ連時代の40%以下に落ちこみ、ペテルブルグータリン間には
かつて各駅停車を含み12往復も設定されたダイヤも、同区間は
ユーロラインバスにおされ、旅客輸送は全廃となり、モスクワ行
の「エストニア号」が残るのみです。
またかなりのローカル線、ナロー軌道が廃線となりました。
よってタリン近郊通勤電車区間以外の電化計画はなく、よって
電気機関車は1両も所持しておらず、国際列車(旅客・貨物共)
はすべてロシア製電気式ディーゼル機の仕事で、最近アメリカ製
のディーゼル機も輸入されはじめ、ロシア機は淘汰の運命にさら
されております。
ラトビア共和国との間も、2路線のうち1路線は廃線となり、
沿バルト急行(タリンーリガービリニュスーカリーニングラード)
は近年廃止されましたが、ただ隣国ドイツにも日本と同じく「鉄」
マニアが多く、ベルリンーカリーニングラード(旧ケーニヒスブ
ルグ)からタリンまでの寝台列車復活計画を練っています。
しかるに鉄道公社の収入源は、タリン港荷揚の貨物のロシア方面
への運輸・通過手数料に頼るところ大だそうです。
エストニア鉄道・写真です。
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1.TEP70型・電気式ディーゼル機関車
側線の客車に注目・伝統の濃緑色からチョコレート色に塗替
れば、オハ35???? |
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2.ロシア製プルマン客車・内装更新車(エストニア鉄道絵葉書)
スロ62???を彷彿
木製もサッシ窓枠がGOOD。 |
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