失礼致します。「ED76109」であります。
「台車おたく様」
>初めまして。北の大地在住の「中年客車鉄ちゃん」であります。
産は東京ですが、現在は札幌市内の某高校に勤務しております。
お尋ねの「スカ線旧客」でありますが、昨年度に小生が同様のことを質問しており、
その内容を再度記させていただきます。
「仙コリ(管理人)様」及び「ど素人様」より
>「ナハ22000等の木製大形客車」の登場(大正9年)以前であり、
使用されていた客車は「ホハ12000等の木製中形客車」であったと思われます。
(中略)木製中形客車の窓の構造がどうであったかですが、明確な資料は持ち合わせていないのですが、
資料写真(日本の客車)によると下降窓であったようです。
木製大形客車以降は上昇窓になったようですが、木製中形客車の場合は写真から見ても窓上部(窓上から屋根まで)に
窓が全開収納できる空間が存在せず、必然的に下降窓であったと思われます。(以下略)
「マロネロ38様」より
>内田百間著の随筆「非常汽笛」に「本線の長距離用新造車試運転がらみで使用とか
1等格下げ2等とか(コンパートメント付き)とかロングシートの2等」とかに、
百鬼園大先生が海軍機関学校教授時代に乗車していた記述があります。
小生
>小説の中で少女が客車の窓を「下ろした」途端、隣に座っていた作者の龍之介が
「煤煙と風」で噎んでしまうシーンがあり、「ロングシート」の構造であれば、合点がいく場面であったことから、
「マロネロ38様」の「ロングシートの2等」という分析で小生納得できました。
以上のように、先達の皆様方よりレスを受けておりますので、参考にしていただければ幸いであります。
なお「蜜柑」は、「芥川龍之介」が「横須賀の海軍士官学校での英語教授」として
「スカ線」に乗車していた際の風景等を小説化したようであります。
「芥川龍之介」は「鉄」色の強い作家の一人であり、「西南戦争」で戦死した「西郷隆盛」は替え玉であり、
「食堂車内」で出会った人物が「本物の西郷隆盛」であるという構成の短編小説を発表しております。
ぜひ一読されますことを付記させていただきます。
長々と失礼致しました。以上、「中年客車鉄ちゃん」でありました。 |