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109様:
>「新得駅廃止」が北海道総局で真剣に論議され、新得町が全町をあげて反対
確かに地図を見ると、十勝清水に短絡した方が、都市間連絡の利点に与しそうですが、
自治体分布上、十勝地方の入口となる新得を特急停車駅と位置づけた、現在の体系は、
単なる主要都市間の連絡だけでは、高速バスとの競合性が強まるであろうJR特急の
今後のあり方を考える上で、合理的な施策ではなかったか、とも感じます。
東海道新幹線の開業を記念して、1964年撮影の写真で構成された「カラーブックス/
日本の鉄道」に、雄大な展望を以て、かなりの高所から撮影した、狩勝峠旧線を行く
蒸機列車が掲載されており、これはかなり、感動的な眺めです。時期が時期ですから、
所蔵写真には、一々感慨を覚えますが、特に印象深い例を以下に挙げると、こんな処。
○
東北線の雫石川と思しき非電化路線の橋梁を行く「ブルドッグ」仕様「はつかり」
○ 非電化時代の「ハエタタキ」が残る日光線を行く 157系「日光」
○
碓氷峠を行くキハ80系「白鳥」(後に青森発着編成から独立する「白山」の前身)
○ 東海道線の大井川橋梁付近を行く 155系 修学旅行用列車
○
浜名湖畔と思しき東海道線を行く「青大将ゴハチ」牽引の 20系列車
○ 電柱に「ハエタタキ」を付した瀬田川橋梁と思しき東海道線を行く
153系「比叡」
○ 山陽線の尾道付近を「パーラー・カー」先頭で行く 151系特急
○ 電柱は建つも、架線が未設置の山陽線の光付近を行く
20系「あさかぜ」
同じ保育社による、1984年初版「国鉄の車両/北海道各線
1」では、狩勝峠旧線での
各種車両実験が、様々な「珍編成」の写真を添えて解説されており、貨車の競合脱線、
高速(振子)台車、本四連絡橋で懸念される「角折れ」更に「きたぐに」の北陸隧道
事故に呼応しての列車火災など、実験項目は多岐に渡っていた様です。 |