> ダイヤ改正ごとに九州行きブルトレの去就が気になります。
利用状況や車両経年事情が不明なので、個人的な勘繰りの域を出ないのですが「富士・
はやぶさ」については、車両の遣り繰りを踏まえた不定期便への格下措置が遠からず
あるのではないかと感じています。
一方、運行ダイヤが夜行便としての有効時間帯から逸脱気味である事、また首都圏の
過密ダイヤ区間で走行性能が異なる電車との並行ダイヤ確保が困難になりつつある事、
更には、東海道貨物線にしても、湘南新宿ラインの拡充次第では緊急時に寝台特急を
誘導する余裕が無くなるであろう事を考えると、車両整備の施設さえ確保できるなら、
新幹線乗継割引を前提として、小田原・熱海・三島・静岡・浜松・名古屋の何れかで
折返す措置もあり得るのではないか、とも感じます。しかし、乗継が一旦発生すると、
ますます旅客需要が航空便に移行しかねず、痛し痒しですねぇ………
「富士・はやぶさ」に限らず、他の寝台特急で今後も一定枠の存続を意図するのなら、
硬直両用版「サンライズ」の様な作風が必要になるでしょう、しかし、非電化区間や
長大隧道に跨って運転する「北斗星」「はまなす」は置換できず、これまた痛し痒し。
2014年に、北陸新幹線が金沢(白山総合車両基地)まで開業すれば「北陸」の淘汰も
予想されますが、それ以前に定期急行「能登」と二本立ての現行体制は、旅客需要が
適正に反映されたものでしょうか。利用状況次第では、北陸新幹線が全通する以前に、
両者の集約化(「能登」に寝台車を組み込む、あるいは「北陸」に貴重な14系ハザを
組み込む様な措置)をも勘ぐってしまいます。
………それ以前に、北陸新幹線が全通したら、新幹線連絡特急の経路確保を第一義に
高規格で過疎地帯を貫いて開業した北越急行の存在意義は、どうなるのだろう………
そんなこんなで、自宅から一時間少々で、定期の寝台特急(北斗星)を撮りに行ける
自分は恵まれていると感じるのでした。 |