> 写真は、伊予鉄道古町工場内で保存?されている、同社のハ31です。
一瞥しての第一印象は「あ、別府鉄道だ!」でした(^^)とは申せ、私が山陽線を
初めて乗ったのは、同鉄道の廃止から僅か半年後の84年夏でした。もう少しの処で
現役時代の姿を見損ねたのは、今なお痛恨の極みです。
それにしても、見るからに貴重な代物ですね。元祖「坊ちゃん列車」と聞きますが、
だとすると車輪幅は 762mmの侭なのでしょうか。伊予鉄が 1,067mmに改軌したのは、
高浜線と横河原線が1931年、郡中線が1937年、市内線が1911・1923・1926年なので、
小説「坊ちゃん」の原体験となった夏目漱石の松山赴任(1895〜96年)の時期とは
符合しません。
小説の舞台となった旧制松山中学は、現在の松山東高の前身ですが、最近はむしろ、
同校での女子ボート部の創設をドラマ化した「がんばっていきまっしょい」の方が
有名かも知れませんね。 |