倶楽部メモ(278)
平成17年 6月26日〜 7月 9日


投稿者 安房守義将
投稿日 6月26日(日)04時26分46秒
タイトル 大変御迷惑お掛け致しました
 重ねて皆様へ御迷惑お掛け致しました事をお詫び申し上げます。

 ア・ドン様、御投稿の通り在来型一般客車と蒸機運行の関係は、その「湯気」の節約、大いにございます。
 但し、大井川鉄道白井氏に伺ったのは、「熟練度の問題」だとか。
 実際に、C623機の場合、運転の神様とと呼ばれた小樽築港機関区・K氏と、
新人機関士氏との消費石炭は小樽〜ニセコ間往復で2トンの差、1トン36000円でしたから、数重なれば相当なものでした。
 それにSGとなると燃費だけでも相当になりまして、それで小樽築港機関区企画室当初案は14系だったのです。
 しかし、在来型一般車の運行で最大の問題は「人件費」で、
扉が自動で無い為に通常は各扉に扉警要員を置くこととなっておりました。
 JR乗員1日/人25000円でしたから、これを両数分(まぁ1人は運転車掌ですが)となると・・・・
幸い北海道鉄道研究会で団臨運行実績があった事と、災害時の補償は主体者(鉄文協)が負担、となっていたので
「ボランティア代行」が認められたもの。
 手配や人件費、更に責任問題となれば「面倒臭い」と思われるのは必至でして、
それが在来型一般車運行そのものを阻んで来た最大の理由です。
 ちなみに現在の旭川所管車は半自動扉ですが、それは「各扉への扉警省略OK」なのだそうです。
(この扉の扉警云々は運輸省やら法律のレベルでは無く、各JRの勝手によるものです)
 また、蒸気暖房(SG)は今日不要か・・・と言えば必要で、
例えば高崎区スエ又はオハニを組成した場合、そこでEG(電気暖房)回路が途切れるもので、
JR足尾線最終日の「足尾エクスプレス」や1992年の「わたらせエクスプレス」では
「往路桐生及び復路全区間暖欠」(つまり暖房無し)となって参加者は震え上がったものです。
(元来は「DE101705機除く指定運用」と指定したものが「1705機指定運用」と誤認された悲劇で、
まぁ参加者は喜んだものの事実を知る乗務要員は真っ青になりました。)
投稿者のホームページ




投稿者 ED12
投稿日 6月26日(日)11時38分37秒
タイトル RE〃ステンレス車体について
ア・ドン様有難うございました。
それにしてもステンレス試作車体サロ153(900番代)製作の時期に
ステンレス客車試作の機運がなかっのが不思議に思います。


投稿者 北オク
投稿日 7月 1日(金)22時09分9秒
タイトル オハネ12の件
管理人様、皆様こんばんは。
以前、オロネフ10の件ではお世話になりました。

今回お邪魔したのは、オハネ12のトイレ窓の事でお聞きしたい事が有ります。
HO、トミックスのオハネ12を手に入れたのですが、トイレ窓が洗面所窓と同じ形状です。
手持ちのオハネフ12や横川文化村のオハネ12は20系の様な横長のトイレ窓です。
取説の写真も確かに洗面所窓と同じ形状なのですが、のちに改造されたのでしょうか。
それとも両車存在したのでしょうか。お分かりになる方おられましたら、ご教示の程お願い致します。

トミックスのオハネ12は10系ながらトイレのタンク化が施されています。
タンク化されたのは晩年の事かと思いますが、それならば晩年の車両をモデルにしたとも思われます。
10系寝台や20系はいつ頃からタンク化され始めたのでしょうか。合わせてご教示の程お願い致します。


投稿者 EF5841
投稿日 7月 1日(金)22時32分28秒
タイトル Re:ステンレス車体
動力車にはステンレス車体がある一方で、客車には無いとのことですが、
旧国鉄部内の縦割り社会が影響しているのではないでしょうか。
動力車と客車では部署が異なり、意地でも作らなかったのではないかと推察されます。


投稿者 バンブー
投稿日 7月 2日(土)07時42分45秒
タイトル Re:ステンレス車体
ステンレス車体の客車が無い件ですが、試作という点と時代背景があるのではないでしょうか?
量産されたステンレス車は特殊条件の関門間専用の機関車のみで、電車等はあくまでも数量のみの試作であったためで、
もし電車等で量産されるような事があれば、その後の客車にも影響を与えた事は必至であったと思われます。

また、時代的にサロ153(900番代)登場の時期(昭和33年)当時はちょうど20系客車の登場時期であり、
当時製造されて客車は基本的に20系客車のみであるので、
その一部にステンレス車体試作車を混入するのは困難であったのではないかと考えます。



投稿者 トラ
投稿日 7月 2日(土)22時38分33秒
タイトル もしわかる方がいらっしゃったら・・
情報が少なくて申し訳ないのですが、もう4・5年、もしかしたらもっと前かも知れませんが、
JR四国のポスターになっていた駅を知ってる方いらっしゃいませんか?
確か夕日で・・海も映っていたような気がします。とても綺麗だったんで行ってみたいのですが・・。
もしかしたらこちらで聞くような事ではないかもしれませんが・・
もしこんなに少ない情報でも何か心当たりのある方がいらっしゃったら教えていただけたらと思います。
よろしくお願いします。



投稿者 ア・ドン
投稿日 7月 2日(土)22時54分15秒
タイトル RE:オハネ12
鉄道ジャーナル82年12月号によれば、オハネ12の原型のナハネ11の形式図のトイレ窓は
原型と言うべき「洗面所窓と同様」な形状です。
またひとつ前のタイプであるナハネ10も落成時は同様のトイレ窓の写真がありますし、形式図も同様です。
ただナハネ10からナハネフ10の改造後の図面は横長のトイレ窓になっています。
オハネフ13の原型のナハネフ11も横長の窓です。
RMM95年11月号の供述によれば「昭和40年からは近代化改造として
アルミ折戸の開戸化、洗面所の高窓化などが行われ、塗色もブドウ色2号から青15号となった。」
とあり、その頃に改造されたものと思われます。
ただ、この手の改造は改造工場によってばらつきがあるのが当然・・・というのが通常であり、
トミックスの参考にした資料が便所窓未改造車であったのでしょう。
・・・その姿であればナハネは原型としても使えることも有りますし。
(カトー・マイクロエースのNのオハネ12は便所窓は改造後です。
・・・そのためマイクロのナハネ11は便所窓が考証とあわないです。
グリーンマックスのナハネ10は便所窓は原型ですが)

また、汚物処理タンクは晩年になってもつけている車は少なかったと思います。
上記のジャーナル11月号に掲載の「急行津軽」のオハネフ・スハネも処理タンクは未装備でした。
・・・気になるようであれ、もしくは実車に当てはまらないようであればタンクを撤去して
別売りパーツの便所流し管につけかえればよろしいでしょう。

ご参考になったでしょうか?


投稿者 ア・ドン
投稿日 7月 3日(日)02時16分19秒
タイトル Re:汚物処理装置
先月号である「20系固定編成客車特集」によれば1970(昭和45年)から取り付け本工事が開始され、
ナロネ20、ナロネ21、ナロネ22にはD1−L形(前位和式用)とD1−R形(後位洋式用)を取り付け、
ナハネ20、ナハネフ22、ナハネフ23にはD−L形(和式用)を設置した、と供述されています。
ただ、「地上施設の遅れにより改造されなかった車両も多く存在した。」ともあります。
20系でもこれなのですから、10系はさらに少なかったものと推定されます。


投稿者 北オク
投稿日 7月 4日(月)22時01分51秒
タイトル オハネ12の件
>ア・ドン様
ご回答有難うございました。

私も冷改前の車両の影響であろうと思ったのですが、トイレタンクが付いていて、
何だか分からなくなってしまいました。
ちなみに横川文化村のオハネ12(門サキ)は改造後(横長)トイレ窓に流し管でした。

やはり原型トイレ窓にトイレタンクは似合いません。うまく取り外せれれば交換します。

汚物処理装置装着車は晩年でも少ない様ですね。改造されないまま廃車になった車両が多かったのかもしれません。


投稿者 ア・ドン
投稿日 7月 5日(火)02時38分25秒
タイトル オハネ12補足
オハネ12をつかって編成を組む際で注意しなければならないことは、
「オハネ12に電気暖房車はいない」ということです。
ナハネ11・オハネ12は西日本を主体に運用されていたため(北海道の500番台は除く)
運用の都合から1両も電気暖房は装備されませんでした。(本州への直通のなかった10系寝台500番台も同様。)
北陸・日本海縦貫・東北等のオハネ12に相当する使用車はスハネ16(もしくは改造前のオハネ17)になります。
・・緩急車でオハネ12に相当するオハネフ13は電気暖房をとりつけ、「津軽」等に使用されているんですが。
検修等で10系寝台にかかわった人、詳しいことをお願いできないでしょうか?


投稿者 浦和市在住のファン
投稿日 7月 5日(火)07時56分38秒
タイトル 18切符の件
確か下灘と言う駅だったような・・・・
平成10年頃から欠かさず18切符のパンフレットを
収集しているので探してみます。


投稿者 こう
投稿日 7月 7日(木)14時00分32秒
タイトル 汚物処理装置・・
僕が在職の頃、関西では宮原区所属車には10系寝台でも汚物処理装置がつき、
向日町区の車両には当時最新の25形であっても汚物タンクはつきませんでした。
後に、向日町の車両にもつけられるようになりましたが、恐らく地上設備が出来ているかどうかで決めていたのでしょうね。
投稿者のホームページ



投稿者 スハ32
投稿日 7月 9日(土)13時47分3秒
タイトル 汚物処理装置
汚物処理装置は、タンクがかなり思いと思うのですが、客車の重量増にはならなかったのでしょうか?

東日本のスハフ42(おそらくパレオ投入時?)は、43系としては唯一汚物処理装置が装着されてますね。
あれのおかげで12系の連結必要なくなったみたいですが、
冬の只見線では、簡易式の汚物処理装置がオハ47に装着されたみたいです。
これは現物見て無いので、どんな構造か判りません。



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