旧保津峡駅さま、ストーブ列車さま
体質改善工事と青色塗装については過去に何度か話題になっておりますが、
客車の青色塗装については、主に昭和30年代に行われた近代化改造工事を施行された車両が青色塗装化されたもので、
昭和50年前後に施工された体質改善工事とは基本的に無関係であるようです。
とはいえ体質改善工事は近代化改造工事を施行された車両を中心に行われたようですので、
ほぼ体質改善工事を受けた車両イコール青色塗装と考えても良いようです。
ただし「近代化工事は施工されたが体質改善工事は未施工」・「近代化工事は未施工だが体質改善工事は施工された」車両が
少数ながら存在するようで、必ずイコールとはなっていないことを注意しなければならないようです。
ちなみに前回参考文献とした「JRR国鉄気動車客車編成表」の83年版以前には車体の色と体質改善工事施工の状況が
記載されており、83年版の旧型客車の座席車(オハニ等の合造車を含む・すべて青色の10系以降は除外)を調べてみると、
当時在籍した約1,400両のうち、体質改善工事未施工だが青色の車両が21両、体質改善工事施工車だが茶色の車両が13両
となっています。
全体から見れば1〜2パーセント程度ですが例外は存在するということで・・・ |