みなさま、こんばんわ。
>もんさま
山陰本線西部の客レの運用についての参考文献として、JRRの国鉄客車ガイド(83年及び85年度に対応)、
鉄道ジャーナル183“長距離鈍行列車の現状”に運用関係が掲載されております。
さて、ご質問の福荷及び広荷の運用ですが、山陰西部には福知山区の福荷1、下関区の広荷12
の2運用がありました。
これら運用はご存じ、広域運用で有名な列車にも連結されており、
福荷1は824レ、広荷12は831レの全区間に連結されて下りました。
車両的には50年代後半からマニ50に置きかえられてしまいましたが、
それ以前は福荷1ではマニ611が、広荷12では青いマニ36(10、59,109)が用いられており、
特にマニ3659は青塗りで張上げ屋根という異端車でもありました。
なお109は最近の資料で青塗りが判明しましたが、自分的には10と59の方が印象が強かったです。
以下運用を広鉄局客車運用表(昭和55年9月27日付)より引用します。
83年頃の運用も基本的には変わりません。
福荷1(車数1・組数7)
福知山→敦賀(939レ)
【翌】敦賀→福知山(934レ)、福知山→京都(836レ)
【翌】京都→浜田(835レ)
【翌】浜田→益田(823レ)、益田→下関(825レ)
【翌】下関→門司(631レ)、門司→福知山(824レ)
【翌】福知山→大阪(740レ)、大阪→福知山(743レ)
【翌】福知山→敦賀(935レ)、敦賀→京都(922レ)
【翌】京都→福知山(835レ) 但し、京都〜梅小路、大阪〜宮操間回送省略
広荷12(車数1・組数4)
下関→益田(830レ)
【翌】益田→浜田(526レ)、浜田→綾部(544レ)、綾部→京都(922レ)
【翌】京都→福知山(839レ)、福知山→豊岡(525レ)
【翌】豊岡→下関(831レ) 但し、京都〜梅小路間回送省略
以上が、ご質問の運用です。
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