皆さん、こんにちは。
在米鉄ちゃん氏が書かれたように、
「単に車両だけ保存するのでは、いずれ未管理のままクズ鉄になってしまうのでは、」
という空気を既に鉄道ファンの皆さんが感じ取っているため、
日本での鉄道趣味は写真撮影か模型が主体となっているのではないでしょうか?
ちなみに私は1986年から数年間は戦災復旧車や事業用客車を結構撮っていましたが、
あの手の車両は由緒有る車両でも保存されないだろうと思っていたので、
当時は無心に写真を撮っていたのだと思っています。
そもそも日本は、趣味に割ける時間が少ない以前に「趣味に理解がないこと」、
「金にならないものに価値を置かない」、それを「レベルが低いマスコミ」がフォローできない
という背景が無視できないと思います。
否定的なことを書き出したらキリがないですが、鉄道趣味というキーワードは
日本の社会構造をそのまま映し出しているような気がします。
あと、アメリカは歴史が短いだけ他の国に比べると歴史を大事にする傾向がありますが、
ヨーロッパ諸国はどうなのでしょうね。
参考になる事例が見つかるかも知れません。
日本は極めて理想的な社会主義的な運用をしている国なのですから、
無駄な公共事業を文化財の保存や福祉にまわせばいいのですが、
一時期に築いた利権を生み出すビジネスモデルからの脱却(構造改革)には時間が掛かります。
「日本人は民度が低い」とよく言われますが、少しずつ変わっていけば
100年後には立派になると思います。
教育はそのぐらいのスパンで考えるべきだと思います。
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