車掌さん、こんにちは。
> つまり オロ40 1〜23 は TR23 ・オロ40 24〜82 は TR34 となっているはずです。
戦後、客車の新製が再開された最初の形式はオハ35形(オハ35 582〜693、昭和21年製)
だと思うのですが、これらの車両は全く戦前製と同じ仕様で丸屋根形で台車はTR23を
履いているようです。
TR23をコロ軸受け化したTR34が使用されるようになったのも同じく昭和21年製からですが、
TR34は戦前製の車両には使用されていなかったように思います。
また、同時期に製造されたオロ40形についても同様なことが言えるようで、
戦前製のオロ40形は張り上げ屋根車、丸屋根車ともTR23を履いています。
また、戦後製については全車とも半切妻形で統一されていますが、TR23を履いた車両が
数多くあったようで、大キトさんのHP「客車空気調和装置資料室」を見ても、
オロ40 49、オロ40 52、オハ55 2038(← オロ40 2038 ← オロ40 38)は
半切妻形であるのも関わらずTR23を履いています。
オロ40形改造のマニ36形においても、半切妻形であるのも関わらずTR23を履いた車両が
数多く見られており、これらはTR23台車付きのマニ36形0番代に編入され、
多くはキャンバス屋根(妻面にキャンバス押さえがある)となっています。
また、相関性があるか分かりませんが、TR34を履いた半切妻形オロ40形を改造したマニ36形は
全て200番代に編入されていますが、これらの車両は鋼製屋根となっているようです。
ただし、旧形客車では台車振替が頻繁に行われていたようですが、
重量や定員が変更となる場合以外は形式変更されないため、
追跡調査が困難なため整理するのが非常に難しいというのが現状ではないでしょうか。
これを機に弊サイトを見返しましたが、オハ35系については誤字脱字や間違いなどがあり
再検討の余地があることが分かりました。
どうもありがとうございました。
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