平成は自然災害の多かった時代、という声も一時聞かれましたが、
令和に入っても自然の猛威はとどまるところを知らない様です。
今年起きた自然災害はこれだけではありませんが、
たまたまTVニュースで大きくとり上げていたので触れさせていただきます。
仙コリ様のお住まいは阿武隈川に近いのではないでしょうか。
影響は如何ですか?
長野の車両基地で冠水したE7系とW7系は、10編成全てが廃車されるそうですね。
あの冠水した車両基地の様子を最初にテレビで見た時、まず頭に浮かんだのは、
かつて東海道新幹線の開業後間もなかった頃のエピソードです。
近畿地方に大雨の予報が出て低地の浸水が危惧されたため、
大阪・鳥飼の車両基地に留置中の車両を
全て本線の高架上に大移動させて難を逃れた、ということでした。
今回の場合は千曲川の堤防決壊という突然の事態で、為す術が無かったのですけど。
冠水した車両の大量廃車といえば、
昭和57(1982)年の台風10号で関西本線王寺駅構内の電留線が冠水し、
101系電車60両が全滅したことが思い出されます。
一緒にいた113系40両は復旧されましたが、
101系は床下の防音材にコルクを使用していたのが仇となった、と説明されました。
最新の新幹線車両にコルクは使っていないでしょうけど、
今や「修理して使い続けるより新しく作った方が早くて安い」時代
という事でしょうか。
私が日ごろチェックしているJR東日本の関東エリアの運行情報でも、
いまだに下記の線区で影響が続いています。
・吾妻線
台風の影響で、長野原草津口〜大前駅間の上下線で運転を見合わせています。
バスによる代行輸送を実施いたします。
・八高線
丹荘〜群馬藤岡駅間での河川増水に伴う橋脚変位のため、
寄居〜北藤岡駅間の上下線で運転を見合わせています。
11月下旬の運転再開を見込んでいます。
・両毛線
台風の影響で、一部区間で徐行運転を行うため、遅れが見込まれます。
・水郡線
台風の影響で、西金〜常陸大子駅間の上下線で当面の間運転を見合わせます。
同区間でバスによる代行輸送を実施します。
このうち最も深刻な状況と思われるのは吾妻線で、本日午後に更新されるまで
「運転再開には相当期間要する見込み」との言葉が入っていました。
次に長いのは「当面の間運転を見合わせ」の水郡線でしょうか。
なお両毛線もひと月近く不通区間がありましたが、昨日ようやく全通しています。
一日も早い復旧を願っています。
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