>遠軽49600様
淡緑1号も他の車両の室内に使われていた様です。
前記資料に記載された「おもな使用箇所」は次の通りです。
淡緑1号(10GY 7.5/1.5)
メ:電車室内(天井を除く)の幕板、側引戸、内帯など
ビニルクロス:軽量客車(ナハ・ナハフ)、気動車の室内張り
デコラ:電車室内の腰板、吹寄板、便所、化粧室内部、
軽量客車(昭32以降)の便洗内部
淡緑2号(淡緑色)
フ:気動車の室内(天井を除く)(昭31まで)
ペ:荷物車室内(天井を除く)、電車の屋根、通風器、パレット貨車の内部
ラ:マロネ41形寝台車室内(天井を除く)
色の名称の( )内は旧名称、「メ」は焼付尿素メラミンフタル酸樹脂エナメル、
「フ」はフタル酸樹脂エナメル、「ペ」はペイント、「ラ」はラッカーエナメル、
との脚注がついています。
この調子で淡緑4号までが主に車両の内部に使用され、
次の5号が「フ:特急用(つばめ、はと)電気機関車および客車の車体外部」、
有名な青大将塗色ですね。
後に1等車(ロ)→グリーン車の帯色となる淡緑6号はまだ存在せず、
この時代の2等車(ロ)の帯色は青1号でした。
余談ですが、この時点で「青」がすでに13号まで存在し、
最もバリエーションが豊富だった様です。
昭和40年代に入って京浜東北線の103系電車に施されたスカイブルーが
「青22号」と大きな番号になったのも頷けます。
なおここに荷物車の記載はありますが郵便車は見当たりません。
「おもな」使用箇所ですから、省略されていたのでしょうか。
荷物車と共通だったかもしれませんね。
# 返信の仕方は私もわからず、表題をコピーして「Re:」を付けただけです。
>マロネロ38様
戦後すぐには茶系だったのですね。となると、
連合軍輸送が絡む何らかの事情があったのか、
もしくは星晃氏が述べられている様な、80系湘南型電車に象徴される、
車両の色彩を明るく豊かにしようという戦後の流れと
関連があるかもしれませんね。
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