おばんでございます。「ED76109」であります。
きむたお様
前述しましたが、「青蔵鉄道」は、「中華人民共和国 青海省西寧」と「チベット自治区首府ラサ」を
総延長1,956qで結ぶ高原鉄道。
「北京」や「上海」からは、約48時間で直通列車が走行しております。
また、途中区間には、「タンラ山脈」を超える、海抜5,072mの「タングラ峠」があり、
「唐古拉」が海抜5,068mで「世界で最も高位にある鉄道駅」。
ですから、当然客車には空気の希薄な地域に対処するため、与圧設備を持つ「25T型客車」が運行されております。
「軟臥及び硬臥寝台車」には航空機に搭載されている「酸素吸引設備」が用意されており、
吸入チューブが無料で配布されるとのこと(「富士山山頂」から1,300mも標高が高いのですね・・・)。
鉄路は「ネパール」国境を越え、「カトマンズ」まで延伸される計画となっており、
「北京」から「カトマンズ」までの長距離国際列車の夢が広がります。
しかし、「中国」が辺境地の開発と実効支配の強化のために、「鉄路」を利用している意図が感じられ、
正直複雑な思いに駆られるものです。
「鉄道」が真の平和の使者として、国際社会の話題になるように切に望むものあります。
長々と失礼いたしました。以上、「中年客車鉄ちゃん」でありました。
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