倶楽部メモ(636)
平成22年12月13日〜12月26日

公共交通導線のあり方 ・ 「雷鳥」引退へ


投稿者 マロネロ38
投稿日 2010年12月13日(月)14時21分21秒
タイトル JRは鉄道屋落第では?
ED76109先生;
JR北海道は「線路めくり専門」みたいですね?
羽幌線、天北線、名寄本線までめくってしまって沿線が過疎に拍車でしょう。

逆に函館−小樽−札幌−旭川間にDC特急を午前、午後に各1本運転したら如何なものかと----
山線活性化の引き金になるのでは?とは川島令三的妄想ですけれど。
これで「アカシヤ」と「ニセコ」の列車名が復活出来そうですが、今の新幹線併行在来線
切り捨て制度を、法律で禁止するぐらいでないと駄目ですね。

結果「国鉄分割は大失敗」の結論が導きだされますが、電化が小樽止まりの時に大阪の
超毒舌交通評論家だった、故野村氏が、「どうやら山線をめくる気らしい」と予言して
居ました。彼は国鉄分割大反対でしたが-----



投稿者 雑魚
投稿日 2010年12月13日(月)17時19分26秒
タイトル 公共交通導線のあり方
国鉄分割民営化の是非については、多分に政治的な側面が伴う事から、言及する事は
控えますが、函館線電化が小樽以東に留まった事は、電化された1968年の時点で既に
函館〜札幌の主要導線が東室蘭経由に移行していた点、そして、函館線の電車特急が、
現在なお札幌〜旭川に留まっている点に鑑み、電車運用を札幌の近郊輸送に特化した
措置として、必然的であったと感じます。

古くは茨城交通の水浜線や茨城線、最近では日立電鉄や鹿島鉄道の廃止を巡る葛藤を、
地元で目の当りにして来た立場からすると、高速都市間輸送手段との棲分けにおいて、
なお、公共導線の保全に鉄道という形態を求めるべきか否か、一考の余地はあるかも
知れません。単純比較はできませんが、バス化に伴う運転本数増が沿線で好感された
福島県「白棚線」の例もある事ですし、その為のDMVであって欲しいですね。

とりあえず森・長万部・黒松内・蘭越・ニセコ・倶知安・小沢・余市の各駅において、
定期券利用者や、マイカー利用者が積雪期に移行する可能性などを含めた利用実態の
徹底分析は必要ですね。仮に国鉄が存続しても、運炭などの開業動機が意味を失えば、
昨今の「事業仕分け」ではありませんが、過疎地域での路線維持は困難かと考えます。

今の処「存続 vs 廃止」ではなく「JR存置 vs 分離」の話ですが、近所に非電化の
世帯すら見受けられた山村で育った立場としても、運行や設備保守に相応の手間隙や
費用を要する鉄道の態様が、当該路線沿線域の人口分布を斟酌した時、公共性の下で、
どこまで許容されるか、という議論は、いずれ避けて通れないと感じます。

最近、勤務先で経理にも携わっているので、財務重視の発言になったかも知れません。
どうぞ、悪しからず。



投稿者 ED76109
投稿日 2010年12月14日(火)21時56分33秒
タイトル 「山線」の将来は風前の灯火?
  おばんでございます。「ED76109」であります。

 マロネロ38様及び雑魚様

 正直なところ「北海道新幹線」が「新函館」に達したと同時に、かなりの高確率で次のようになると考えております。

 1 「新函館」で「281系のスーパー北斗」を接続させ、「JR江差線」は全廃とする。
 2 「対本州のコンテナ貨物レ」は、「青函隧道の第3軌条方式等」によって「23時から5時」までの夜間運転とする。
 3 「北海道新幹線の札幌延伸後」は、「函館・長万部」・「長万部・倶知安・小樽」及び「長万部・東室蘭」は
   鉄道代替バスを運行し、「貨物輸送」は「道央道」による「トラック輸送」として、
   「新函館貨物ターミナル(仮称)」発着の「コンテナ貨物レ」に移行する。

 小生は、以上のプロセスで「はやぶさ」が「札幌」まで到達すると考えます。
事実、4年前「寿都」まで出張した折、「山線経由のDC」で「黒松内」まで参りましたが、
「倶知安」から先は運転する必要を感じない程の「閑古鳥」。
「ニセコ」や「北海」での賑わいが終焉してから、四半世紀。
「カウントダウン」が近づいてきたようであります・・・。

 長々と失礼致しました。以上、「中年客車鉄ちゃん」でありました。



投稿者 雑魚
投稿日 2010年12月17日(金)08時30分48秒
タイトル 寿都鉄道
▼ED75 109様:
>「新函館」で「281系のスーパー北斗」を接続させ「JR江差線」は全廃とする。

電化区間の処遇については、以前、この掲示板でも取り沙汰された「トレイン・オン・
トレイン」実用化の目処次第ですが(少なくとも、函館の都市近郊型需要が見られる
上磯以東区間は、保全が相当と感じます)一日僅か六往復のみの非電化区間は、断が
下されても不思議ではありませんね。

一方、津軽線の非電化区間の処遇についても、事実上、接続駅たり得る「津軽今別/
津軽二股」が新幹線延伸後「奥津軽駅」として(仮称)どの様に整備されるか次第で
先行きが微妙ではないかと想像します。

>「貨物輸送」は「道央道」による「トラック輸送」として、

貨物輸送路の確保を第一義として並行在来線を残した場合、当該路線の維持管理費が
輸送コストに反映されかねず、価格競争が激しい物流事情との整合性が、課題ですね。
一方、昨今の「エコ意識」の高まりから、ピギー・バック方式を含む鉄道貨物輸送が
何らかの形で再評価される可能性もあり、一概に斯くあるべし、と言い切れない処が
難問ではあります。

> 4年前「寿都」まで出張した折「山線経由のDC」で「黒松内」まで参りましたが、

札幌〜寿都の移動方法としては「北斗」で長万部に出るか、安価志向なら高速バスで
岩内に出て、雷電温泉経由の路線バスに繋ぐのが、一般的でしょうね。札幌〜瀬棚の
高速バスに集約できそうにも思えますが、こちらは多分、国縫IC経由なのでしょう。

黒松内で乗継ぐ方法は、山線に優等列車が残っていた頃の定番と思われます。同駅で
分岐した寿都鉄道は、1968年の水害で廃止に追い込まれる直前の状況たるや、一日に
下り一本のみ運転(気動車、客レの別は不明)と、相当窮した状況だった様ですから、
1961年の改正から「山線」に対して優位となったとされる室蘭線への接続を重視して、
長万部直通を模索する、なんて事は、流石に無かったでしょうね。長万部はあくまで
鉄道の要衝であり、後志管内の寿都にとって、ここ一番の志向先は支庁(振興局)が
所在する倶知安でしょうし。



投稿者 マロネロ38
投稿日 2010年12月17日(金)13時58分27秒
タイトル 車両限界?
雑魚様:
Piggy Backの件は太平洋航路にコンテナー船が就航後に、大阪の貿易会社対象
に大手船会社各社の説明会があり、その際鉄道との複合輸送について質問しました。

回答は「アメリカは標準軌間で車両限界も広いが、国鉄は1,067mmの上に限界が狭い
トンネルがあったりで難しいでした。
(アメリカでも初期に開業した線区は無理な線もあった)

船会社が言う8x8x20(20footer)が無理だとの事でしたが、船用の8x8x20が利用
できたら、国鉄用の足つきの国際規格外を使うよりうんと互換性に富み、かつ経済的で
あったでしょう。

アメリカ向きpiggy backは川崎汽船が初期に始めましたが、効率は良いですが最初は
トップヘビー気味で、UPがコンテナーをぶちまけた脱線転覆事故があり、保険事故に
なった経験がありました。日本ではコンテナーとシャーシーが乗る部分だけ相当な「
低床」にした、コキが必要になりますが、国内だけなら国鉄規格の足を低くしたら、
piggy backが可能かも知れません。(UP=当時のUnion Pacific鉄道)
以上私の経験からですが:--



投稿者 ED76109
投稿日 2010年12月18日(土)14時49分35秒
タイトル 「雷鳥」引退へ
 お寒うございます。「ED76109」であります。

 本日、関連サイト等にて平成23年3月のダイヤ改正にて、
「大阪・金沢」に残る「EC485系雷鳥」を廃止し、「サンダーバード」への編入が決定した旨の報道がございました。
またまた、昭和の面影が一つ消えていくわけであり、先達の皆様方からの嘆息が聞こえるようであります。

 以上、久しぶりの「戯言」情報でありました。



投稿者 マロネロ38
投稿日 2010年12月19日(日)10時33分45秒
タイトル 「雷鳥」2001M
ED76109先生:
運転初日が昭和39年12月25日で、大阪駅で出発式や初発を撮影しました。
富山向き先頭がクハ481-3でした。先頭車付近立ち入り禁止でしたが、顔見知りの広報
課長が入れてくれました。尤も最後は報道陣と撮り鉄がワーとなだれ込みは今も
昔も同じ混乱。皮肉な事に鈍足急行503レ「立山」が後から入構して来て並ぶのでしたが--

4ケ月程後に出張で金沢まで乗車しましたが、ワザト昼食を遅らせて食堂車へ行くな
どは矢張り鉄道ファン気質です。

481,485系が消えるのは淋しいですが、北陸本線は矢張り「サンダーバード」よりも
「雷鳥」の列車名がぴったりしています。



投稿者 雪だるま
投稿日 2010年12月20日(月)08時57分35秒
タイトル 苗穂工場
先週末かと思いますが苗穂工場の留置線に電源車が置かれています。銀帯マイクロスカート付き。
形式にうとくてすいません。またどこかの国に行くのかな?



投稿者 雑魚
投稿日 2010年12月20日(月)15時53分29秒
タイトル 愛称命名感覚
▼マロネロ38様:
> 国鉄は1,067mmの上に限界が狭いトンネルがあったりで難しい

津軽海峡線で、ピギー・バック輸送が行われた事があるか否かは存じませんが、海際
断崖地の屈曲区間が多い江差線区間は、電化時に相応の改良を施したにせよ、従前の
ローカル線仕様と大差無い規格の下、特急や貨物が通過するとの印象が強く、本州と
北海道を結ぶ大動脈としては、いささか心許ない印象が否めません。

ピギー・バック輸送の可否は、播但線の全線電化を阻んだ隧道の断面などの要因にも
左右されそうですが、何にせよ、ハリウッド映画「ブロークン・アロー」佳境の様な
場面の撮影は、日本では覚束ない事でしょう。

> 北陸本線は矢張り「サンダーバード」よりも「雷鳥」の列車名がぴったり

雷鳥を「サンダー・バード」と日本流に訳出(誤訳)する感覚も然る事ながら、私は
この名を聞くと、どうしても「イングランド製の人形浄瑠璃」を連想して、違和感が
拭えません。長々と片仮名語を羅列するより「加賀」「立山」「北陸」など地域性が
容易に窺える愛称を、漢字 2〜3文字で表した方が、判り易いと感じます。

同様の感覚で、地元・常磐線にしても、車両が老朽化して「リフレッシュひたち」と
なる前に、往年の体制に倣い、緩急差を以て「ひたち」「ときわ」と使い分けた方が
良さそうですが、世間一般では、どの様に捉えているものやら。

三月改正における「雷鳥」廃止は既に織り込み済みですが「北近畿」など「福知山
ビッグX特急」の一部に使用されている国鉄特急色(モドキ)編成は「こうのとり」
設定後、どうなるものやら?




投稿者 ED76109
投稿日 2010年12月20日(月)21時59分1秒
タイトル 「雷鳥」への憧憬
 おばんでございます。「ED76109」であります。

 マロネロ38様
 >北陸本線は矢張り「サンダーバード」よりも「雷鳥」の列車名がぴったりしています

 「トワイライトEXP」で「北陸隧道」を潜り、「敦賀」での大休止。
追い越していく「EC雷鳥」は、国鉄色も眩しく交流ビームを鳴らしながら入線してくる・・・。
スマートさと優雅さを兼ね備えた「485系」の姿に、小生憧憬を感じておりました。
感傷的かもしれませんが、「厳冬の日本海」を風雪に耐えながら、疾走する姿は「国鉄色」たるべしと思います。
別に「681系(?)」が嫌いというわけではないのですが、
「修学旅行」の折に「大阪11番フォーム」に「サンダーバード」が停車しておりましたが、
「ふーん」といった感じでありました。
「スーパー雷鳥」という愛称でもよいのではありませんか。「雷鳥」の名前は残すべきであります。

 雑魚様
 >津軽海峡線で、ピギー・バック輸送が行われた

 上記の件は確認できませんが、恐らく実施されてはいないはずであります。
ただ、当地の「貨物レ」の物流割合は、かなりのものと推察致します。
以前も記しましたが、平成11年の12月に発生した「室蘭本線隧道崩落事故」で、
「対本州貨物レ」の運休に係り、「少年週刊ジャ○プ」の販売が「2日」延期される事態に・・・。
ですから、「青函隧道」が「新幹線」に占有されることは避けるべきと、考えるのであります。
逆に「道央道」が「函館」まで完成し、トラック輸送が確立されるのであれば、
「新函館貨物ターミナル(仮称)」に「ビギー・バッグ」基地を建設して、
「第3軌条」による「ビギー・バッグ」列車を「首都圏・函館」に運転することで、
「一大物流システム」が構築される気がしてなりません。

 長々と失礼致しました。
以上、「コキフ」を復活させて「札幌貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行」の制覇を夢見る
「中年客車鉄ちゃん」でありました。



投稿者 雑魚
投稿日 2010年12月22日(水)09時25分43秒
タイトル 近江舞子の共演
▼ED76 109様:
>「敦賀」での大休止。追い越していく「EC雷鳥」

現行の上り「日本海」は、近江舞子で「雷鳥」を退避します。詳しくは、下記リンク
動画レポートを御参照下さい。今年三月の改正直前、金沢駅での「北陸」「能登」の
並びよろしく「一瞬の国鉄型共演」を求める三脚組で、近く盛況を呈する事でしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=QUjAq6yxypM

>「サンダーバード」が停車しておりましたが「ふーん」といった感じでありました

先述の「イングランド製の人形浄瑠璃」の関連ネタとして「MAD 電車」なるサイトに、
JRならぬIR(国際救助隊)による運行と目される 681系「サンダー・バード」が
紹介されています。大阪本社の幹部達は、ト○イシー家で固められているのでしょう。

>「道央道」が「函館」まで完成し、トラック輸送が確立されるのであれば、

新幹線が新函館に達する頃には、道央道・函館新道による高規格道路導線も、函館に
達する様ですね。厳寒期の道内高速道で、どの程度、安定的な物流を確保できるのか
詳しくは存じませんが、貨物便の為に並行在来線を保全するより、比較的、現実味が
あるのかも知れません。

そうなると、室蘭線の長万部〜東室蘭も、新幹線から乗り継いで胆振地方を志向する
旅客導線の有無や規模を以て、存在意義が取り沙汰されそうですね。海岸線が急峻な
洞爺以西は、沿線人口も極端に少なくなりますし。

なお、四日前の共同通信の報道によると、新函館駅(仮称)の正式命名を巡り、駅が
所在する北斗市が「北斗函館」を主張し「新函館」との間で、綱引き状態だそうです。
JR北海道は静観の構えですが、総武線飯岡や北陸線寺井など「玄関口」の意味から、
駅所在地の隣接自治体名を名乗った「国鉄感覚」は、もはや通用しないのですかねぇ。



投稿者 ED76109
投稿日 2010年12月26日(日)07時34分19秒
タイトル 荒天情報等です
 おはようございます。「ED76109」であります。

 さて、標題のとおりでありまして、「日本海」側の大雪のため、
一昨日から「トワイライトEXP」が上下ともにウヤとなっており、
「北斗星」も2時間程度の遅れが発生しております。
少々情報提供が遅れましたが、撮影・車番確認の先達の皆様方、ご注意ください。

  以上、戯言情報でした。



 
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