千キウ様
補足ありがとうございます。スハ44系品川車の塗色については、ものすごく断片的な情報しか無く、お手上げ状態です。
ご指摘のように昭和35年末には「臨時あさかぜ」がありました。
これに使用されたものはぶどう色だったと思いますが、残念ながら車番がわかりません。
比較的早い時期における青+裾帯(以下「いこい色」と呼びます)の証拠写真としては、
新人物往来社刊「別冊歴史読本80 鉄道シリーズ14 懐かしの東海道本線」P.7に、
昭和36年2月18日に品川駅で撮影された下り準急「いこい」のカラー写真があります。
EF58 119(ブルトレ色)の次位にいこい色のスハフ43、2・3両目はぶどう色に青帯の1等車、
そして4両目以下に少なくとも3両のいこい色が連なっていることが確認できます。これも車番は不明です。
時期がずれますが、昭和38年6月1日の在来型客車最後の「みずほ」に使用されたスハフ43は19、22、24なので、
この3両はぶどう色だったでしょうね。
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【磐越西線管理所】
> スハニ35 10(1両)
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国鉄鋼製客車Iのスロハ322059の左車と思われます。60−8−19という事で増号車の準急ひばらでしょうか?
P.134ですね。ここに写っている車両は青大将のようですから、少なくともスハニ35 10ではないと思います。
スハニ35 10〜12は特急運用に就いたことがなく、青大将などの特殊塗色にはならなかったでしょう。
スハニ35 10は、過去にここでも話題となった日中線用と思われます。
写真をよく見ると、問題の車はスロハのハ側に連結されていること、
またデッキ脇の吹き寄せ幅がスハニ35(275mm)にしては狭く見える事から、
これは吹き寄せ幅200mmのスハ44ではないでしょうか。
同じ「国鉄鋼製客車I」のP.223にあるいこい色のスハ44 7は昭和37年3月29日撮影、
あまり根拠のない推測ですがスハ44 1〜8は全部いこい色だったのでは?と思っております。 |