雑魚様初めまして。王子にかつてお住まいだったとは...。
自転車か原付でもあれば尾久との行き来はさほど骨ではないと思うのですが、
たしかに位置関係はやや、微妙な感じはします。
繁華街がなく、わが地元田端、尾久、王子近辺はまこと住みやすい環境としみじみ思います。
最近はこぎれいなマンションも多く建ち始め、各ターミナルへのアクセスのよさが評価されだしたこともあってか、
家賃相場は上がり気味です。自宅の正面にマンションが建ち、居間の窓から列車を眺められなくなり、8年が経ちます。
前置きが長すぎましたが、「北陸」は数年前にやっと粗悪塗料を使いきったこと、ここ最近全検時期にあたったことで、
比較的きれいなのが救いです。
運用から外れてふた月ほど経つオハネ14 82が6年半ぶりの全検入場中では?と推測しています。
おおよそ6〜7年周期で全検にあたっており、大半は04年以降の全検、洗車もきちんと行っている様子。
少なくとも名門のはずの京都に籍をおく「あかつき」用14系のように、埃と排気ガスで煤け、
窓という窓は汚れで曇った状態ではありません。
昨年9月に大阪で編成記録取った際、汚いなあと思いオロネ14の妻面チェックしたところ、
全検から半年しか経っていないのには呆れたものです。
「銀河」「あけぼの」もよく見にいきますが、わりと手入れはされているように思えます。
とくに「あけぼの」は内装も明るい色調で、こちらも05年あたりから全検ラッシュできれいな車が多く、
乗客も週末を中心にゴロンとシートからぞろぞろ降りてきます。
まだ雑誌で紹介されていないようですが、昨年12月全検出場したオハネフ24 22を皮切りに、
以降全検にあたったオハネフの車掌室屋根上に、防護無線アンテナのようなものが設置されています。
「日本海2,3号」の運用にも入るかと思います。
残念ながら、もはや遊んでいる車を夜行の座席車に有効活用、という段階ではないようで、
とにかく残しておくだけで保守に手間、お金がかかり、老朽化も進んでいるため即、廃車、
というのが現実になってしまっています。
雑誌記事に幾度も書かれているとおり、惜しいと思うなら実際に乗り、撮り、記録を残し、記憶に焼き付ける、
後世に語り継ぐ、というのが、我々にできる最も有効な手立てとの印象を強く受けます。
「北陸」は私も乗ったことがありません。
現在使われている車両の大半は、向日町に新製配置され、関西ブルトレ運用〜「日本海」という
とんでもないロングラン運用をこなしたグループです。
スハネフ14 20、27を除き来年で尾久の地に異動して30年になります。
スハネフ14 20,27はかつて品川で九州ブルトレに活躍していたのが、国鉄末期に尾久にやってきたものです。
車齢35年。塗装はきれいですがさすがに近くで眺めると、外板が波打ち、疲れがありありわかりますね。
きちんと手入れしてきた現場の方々には頭が下がります。
機会ありましたら、都電9000形にも会いにきてあげてください。
以上、元 魚屋の、赤まんとでした。 |