スニ41とワサフ8000(スニ40とワキ8000)の違いですが、
過去にも何度かこの掲示板でも話題にのぼりまして、
用途的?な違いとしては積載重量の違い、積載パレットの大きさの違いがあげられていますが、
今回の質問は、どちらかといえば、なぜほぼ同じ形の客車と貨車があるのかという事ですよね。
正直なところ私も貨車については詳しくないのであくまでも推測になってしまうのですが・・・
なぜスニを荷物車扱いとしたのか?との事ですが、客車列車には荷物車を連結するのが基本であり、
通常は貨車を連結する事はありません。
基本的には貨車と荷物車は用途がはっきり分かれていまして
荷物車は客車に分類されていて、主に手荷物・小荷物・新聞等の輸送を目的として、
客車列車に連結される都合上、暖房配管等の通常の客車と連結する為の設備が装備されています。
一方貨車は基本的には客車と連結される事はなく、
そのような客車と連結するための設備は持っていません。
(小海線・五能線等に混合列車がありましたが、
これも先に話題になった温気暖房等の特殊装備が必要でした。)
スニ41とワサフ8000の歴史を見ると、まず昭和40年に登場した高速貨車ワキ10000をベースに、
車輪付ボックスパレットを使用した手小荷物輸送の近代化用の荷物車として
昭和43年頃に製作されたのがスニ40及びスニ41です。
スニ40及びスニ41は荷物車ですので手小荷物輸送用の車両ですが、
さらに効率を良くするため荷貨共用の車両として昭和45年に制作されたのが
ワキ8000及びワサフ8000となります。
(荷貨共用の車両なので、分類上は貨車ですが、客車の装備をもっています。)
スニ40及びスニ41は客車、ワキ8000及びワサフ8000は貨車という分類になりますが、
両車とも見た目は貨車・運用上は客車という不思議な車両となり、基本的に共通運用で
客車列車・荷物列車として使用され貨物列車に連結された事はほとんどないようです。
大筋では上記のような事であると思うのですが、推測の域を出ていない部分もありますので、
詳しい方がいましたらフォーロー願えると助かります。
|