救いを求めし善良なる人々よ、「神の領域・戦災復旧車」の聖典を、我汝らに示さん(笑)。
「鉄道史料」の連載記事「戦災復旧車 オハ70系客車」が、私にとっての「聖典」です。
掲載号は、37号(1985-2)、38号(1985-5)、39号(1985-8)、41号(1986-2)、42号(1986-5)、
45号(1987-2)の合計6回です。これはもう、ただひれ伏すばかりの詳細な資料です。
また、実車写真に関しては、1995年頃の「とれいん」に、「私の70系客車アルバム」
という連載記事がありまして(10月号が第3回)、こちらはとにかく感涙にむせぶ程に
大量の形式写真が載っています。
ただ、こちらの執筆者は、前記「鉄道史料」の記事を読んでいないようで、写真の解説文が
おかしいところがあります。
皆さんにも、できれば「鉄道史料」の方を先にお読みになるようお勧めします。
さらに、(マロネフ58さんに電話で言われて思い出したのですが、)RP誌2001年4月臨時増刊
「千年の京にありて」のP.71〜とP.79〜にも、お役立ち資料があります。
こちらは今でも書店で入手できるかも知れません。
戦災復旧車と言えば、私の頭にまず浮かぶのはマニ74の半流型です。
昭和30年代半ばにマニ60(オハニ・オハユニからの改造車グループ)が大量増備されるまでは、
東海道・山陽の長距離急行にも、70系の荷物車が堂々と使用されていました。
特にマニ74は、車掌室に仮眠ベッドがあって長距離向きだったとのことです。
台車もTR23でそこそこ悪くなかったのに、TR11のマニ60に置き換わったのですから、
乗務員にとってはもしかしたら有り難迷惑だったかも知れませんね。
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