かもめ様、はじめまして。
保健車については私も詳しくないのですが、
実際の運転について今まで聞いた情報を総合すると、
車両基地と“仕事”のある駅との間は
おそらく貨物列車に併結されて移動したのだと思います。
そもそも保健車の存在意義は、
医療機関のないへき地の駅や信号場に勤務する職員とその家族に、
健康診断を受けさせることでした。
昔はどんなローカル線にも貨物列車が走っており、
各駅で貨車の入換えをしていました。
そこで医療スタッフを乗せた保健車も一緒にぶら下げていき、
必要とされる駅で側線に押し込むのは、
別になんでもない“お安い御用”だったはずです。
そして仕事が終わった保健車は、
その後にやって来る貨物列車に拾われていったのでしょう。
もちろん連結される列車は予め指定されて運用が組まれており、
“仕事”をする駅が時には複数に及んだであろうことを考えると、
保健車の運用は相当の日数におよぶものだったと想像されます。
医療スタッフにとっても結構な日数の“出張”だったことになりますね。
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