倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅

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保健車(スヤ32・スヤ52) の室内について


倶楽部メモ(795) 平成30年 9月24日〜10月 1日


投稿者

かもめ

投稿日

2018年 9月24日(月)23時32分41秒

タイトル

保健車について

初めて投稿させて頂きます。
保健車に惹かれてイエロートレインさんのスヤ32 3 スヤ52 4の
Nゲージ コンバージョンキットを作成しているのですが、
室内に関する資料、記述が乏しく難航しています。
どなたかご存知の方がいらっしゃればお力添えをよろしくお願いします。




投稿者

仙コリ

投稿日

2018年 9月26日(水)11時20分0秒

タイトル

Re:保健車について

かもめ様
はじめまして。

保健車を含め事業用車両の室内についてはなかなか資料が無いのが現状で、
手持ちの資料を探してみましたが室内についての記述は見当たりませんでした。

かもめ様がどこまでおわかりになっているかがわからず、
知っておられる事とは思いますが
スヤ32とスヤ52のVC図面から作成した室内配置図を掲載させていただきます。

ただし、どちらもお尋ねの車両とは種車が異なるので、
室内配置についても異なる可能性があるのですが、
おおむね似たような感じなのではないかと思います。

詳しい方がおられましたらフォローお願いいたします。






投稿者

かもめ

投稿日

2018年 9月28日(金)23時47分5秒

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Re2:保健車について

仙コリ様
ご返信ありがとうございます。CV図面大変参考になります。
車内にレントゲンがあるのですね、少し驚きました。
私は平成生まれなので客車列車の現役時代をほとんど知らないのです。
そこで本当に無知で申し訳ないのですが、
保健車の運用はどのようなものだったのでしょうか?
臨時列車が組まれたのですかね?




投稿者

クモイ103

投稿日

2018年 9月30日(日)20時17分22秒

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Re3: 保健車について

かもめ様、はじめまして。

保健車については私も詳しくないのですが、
実際の運転について今まで聞いた情報を総合すると、
車両基地と“仕事”のある駅との間は
おそらく貨物列車に併結されて移動したのだと思います。

そもそも保健車の存在意義は、
医療機関のないへき地の駅や信号場に勤務する職員とその家族に、
健康診断を受けさせることでした。
昔はどんなローカル線にも貨物列車が走っており、
各駅で貨車の入換えをしていました。
そこで医療スタッフを乗せた保健車も一緒にぶら下げていき、
必要とされる駅で側線に押し込むのは、
別になんでもない“お安い御用”だったはずです。
そして仕事が終わった保健車は、
その後にやって来る貨物列車に拾われていったのでしょう。
もちろん連結される列車は予め指定されて運用が組まれており、
“仕事”をする駅が時には複数に及んだであろうことを考えると、
保健車の運用は相当の日数におよぶものだったと想像されます。
医療スタッフにとっても結構な日数の“出張”だったことになりますね。




投稿者

まるい

投稿日

2018年 9月30日(日)23時56分4秒

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Re4:保健車

こんばんは。先日紫雲丸の件でお世話になりました。
皆様ありがとうございました。
さて、北海道大学鉄道研究会が発行している「混合列車」No.14に、
山下修氏の「北海道の保健車について」とのレポートが掲載されています。
昭和59年時点の道内の運用、スヤ323とスヤ524の見取り図が掲載されています。
掲載見取り図では、スヤ323はレントゲンが大部分を占め、
スヤ524は診察室や心電図室が設置されてます。
記事には鉄道病院の検診担当者にもお話を聞き、
鉄道病院の医師は保健車と別に移動など、
当時の運用について興味深い記述もあります。
「混合列車」は北海道立図書館に初期を含め所蔵されています。
私もコピーしました。
北大鉄研の冊子は他図書館にもあるかもしれません。
当方JR病院に通院していますが、
「鉄道病院」という言葉も既に死語なんでしょうね。




投稿者

クモイ103

投稿日

2018年10月 1日(月)09時41分54秒

タイトル

Re5: 保健車について

まるい様

「混合列車」所載記事の情報ありがとうございます。
大学鉄研の機関誌としては有名どころですから、
どこかで見る事ができるかもしれませんね。
医師は保健車と別に移動したとのことで、私の不勉強でした。

全盛期の国鉄は何でも自前でやっていましたね。
考えてみれば、江戸時代から明治時代へ移行して間もなかった鉄道創生期には、
今なら当たり前に外部調達できる様々なものを、
鉄道事業者が自前で賄う必要があったのでしょう。
私鉄によくある「○○電気鉄道」という社名は
「電気で走る鉄道」と捉えがちですが、
元々は「電気と鉄道」という意味で、
実際に電力会社として事業活動していたとも聞いたことがあります。
そこが出発点であることを考えれば、国鉄が病院を運営していたのも納得です。


かもめ様

「VC図面」とは、国鉄の内部で作成された公式図面です。
車両全体のみならず、細かい部品や、
塗装・標記類などにおよぶ膨大なものがあり、
現在は書物などでそのごく一部を見る事ができます。

仙コリ@管理人様は著作権を考慮して画像自体をアップすることは避け、
相当の手間をかけて模写したものをお見せ下さったのだと思います。
今回の2形式の図面は、ジェイズという所から平成14年に発行された
「客車形式図面集(昭和50年代)」に収録されています。




投稿者

かもめ

投稿日

2018年10月 1日(月)23時26分2秒

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Re6:保健車について

クモイ103様

貨物列車ですか、それは盲点でした。客車扱いだとばかり思っていました。
確かに貨物列車に連結すれば、臨時列車を組む必要がないですね。

まるい様

スヤ32 3 スヤ52 4の見取り図が掲載されている資料の情報ありがとうございます。
北海道大学鉄道研究会さんの「混合列車」No.14ですね。
資料を調べてみたいと思います。

仙コリ様

CV図面ではなくVC図面でしたね、間違って覚えていました。
さて、VC図面を手間をかけて模写し、
それをお見せいただき本当にありがとうございます。



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