マシュマー様
はじめまして。
オハフ50が1両しか入手できず、50系客車とオハニ36の混結編成が可能か
とのご質問ですが、50系客車と旧型客車は基本的に(電源・暖房等に関して)
1両完結のシステムとなっており自由に編成できるのが特徴ですので、
混結はまったく問題ありません。
実際の編成はというと現実的には車内設備の差がかなりありますので、
50系客車のみで編成を組んでいた場合がほとんどです。
両端に緩急車を連結するのが基本ですので、オハ50数両をオハフ50ではさむか、
交互に編成する(オハフ50・オハ50・オハフ50・オハ50・オハフ50)のが
標準的なのはご存知の通りです。
さて、50系客車とオハニ36の混結編成が実際にあったかどうかですが、
実例は少ないと思うのですが、鉄道ピクトリアルの50系客車特集号
(2007年2月号:No.785)の6ページに、50系客車とオハニ36の混結という
そのものずばりの写真が掲載されています。
写真の解説によると、50系客車登場初期(1978年7月)の筑豊線の普通列車
ということで、オハニ36は荷物車代用として客室は締切で使用されていたようです。
ジェー・アール・アールの国鉄客車編成表80年版にも筑豊本線の編成が載っており
オハフ50・オハ50・オハ50・オハフ50・オハニ36
といった編成で門司港→原田の2827レ・原田→飯塚の830レとして
運用されていたようです。
牽引機関車としてはDD51(九州や山陰など)と
ED75(東北)が実際に使用されていましたが、
EF81(北斗星色)やEF65(1000番台PF)の牽引実績は無いと思われます。
ちなみに上記の筑豊本線の列車の牽引機はDD51であったと思われるので、
牽引機としてはDD51がもっともふさわしいと思います。
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