おはようございます。
3連休なのにどこにも出られず
フラストレーションのみ溜まる「ED76109」であります。
ヒゲ無し雷鳥様
>横浜札幌間を30時間前後で結んでいたヤンキーリミテッド
先達の皆様方には「釈迦に説法」でありましょうが、
ダイヤ及び編成は、以下のようであります。
「1201レ」 横浜22:00→東京22:30→上野22:53
→平3:30→仙台7:08→陸奥市川15:13
→青森17:15/18:30(27便)函館23:00/0:50
→東室蘭5:12→千歳7:01→札幌8:00
「1202レ」札幌19:30→千歳20:35→東室蘭22:45
→函館3:30/5:00(22便)青森9:40/11:30
→陸奥市川13:27→仙台20:46→平1:00
→上野6:07→東京6:30→横浜7:10
編成 ←(札幌) スニ32+マニ31(札幌行)+オロ35
+オロ35(オロフ33)(青森行)+マイネフ38
+マロネ37(札幌行)+マロネ37(青森行)
+マロネ37(函館・札幌)+スシ37(マシ38)(仙台・青森)
1 連合軍専用・・・昭和20年12月、連合軍は「一般将校」と「軍属」
及びその家族が公務や休暇の旅行に利用するために、
「定期特急専用レ」を数区間に渡り、運転することを国鉄に命じました。
その1つが「東京・札幌」だったのであります。
2 客車航送・・・ 「ニ」や「ユ」はともかくも、
「一般客車」の輸送も戦前は凡例がありませんでしたが、
合理主義と能率主義の連合軍は「前例なし」という国鉄の一言を
一蹴させたようてあります。
当初は「ニ+ニ+ロネ」を「13・14レ(函館・稚内)」に併結して
「札幌」まで運転したものでありました。
3 東京・上野直通運転・・・これは、「東京・佐世保」を結んでいた
「ディキシー・リミティド」に接続させるためであり、
「横浜」延長時に開始されました。
当時は「東京・上野」は回送レと鮮魚輸送の
「東京市場行貨物レ」が運転されていたのみでした。
当然連合軍は、「合理主義と能率主義」を盾に運転を命令。
これをきっかけに「上野・御殿場」、「上野・島田」、
「新橋・高崎」等の「日本人用レ」が運転を開始されております。
4 東室蘭経由・・・
「室蘭本線」はもともと「北海道鉄道」が前身だったことから、
戦前には件の運行例はございません。
しかし、当時「米軍」が使用していた「室蘭港」及び「千歳飛行場」が
近隣である当該本線の運転を命じたのではと推察されます。
※「鉄道史を彩る十五の名場面・昭和を走った列車物語」(JTBキャンブックス)
長々と失礼致しました。
以上、本日再放送される「BS朝日の『点と線』」だけが、
連休中のお楽しみである「中年客車鉄ちゃん」でありました。
|