倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅

倶楽部メモSP
冷房付きのマロネ49について
冷房付きマロネ49の重量・形式変更?について


倶楽部メモ(417) 平成20年 4月21日〜 4月28日


投稿者

らん丸

投稿日

2008年 4月27日(日)23時27分3秒

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冷房付きのマロネ49について

管理人様はじめまして。

前から疑問に思っていたことですが、マロネ49の冷房付きは形式変更
(「マ」級にKM型冷房装置を搭載する事によって確実に重量が増えるので
本来であれば「カロネ49」という形式になるのでは?)があったのでしょうか?
それとも晩年の20系の如く形式は「マロネ」でも
実際は「カロネ」と言うのを識別する為のマーク
(20系では▲印が形式名称の隣に記載されていた)があったのでしょうか?

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投稿者

仙コリ(管理人)

投稿日

2008年 4月28日(月)09時36分14秒

タイトル

Re:冷房付きのマロネ49について

らん丸様、はじめまして。

冷房装置付のマロネ49の重量についての質問ですが、
正直なところ、この分野については詳しくはないので推測になってしまいますが…

承知の事とは思いますが、客車の形式名における重量記号
(コ・ホ・ナ・オ・ス・マ・カ)については、各記号ごとに5トンの幅があります。
(マは42.5トン以上 47.5トン未満)

マロネ49が冷房化されたのは格下げ前のマイネ38の時代
(戦後の連合軍接収時代)ですが、マイネ38の自重は41.25トンですので、
形式名における重量記号の元となる積車重量においても
「マ」の重量範囲においては軽いほうだと考えられる。

当時の冷房装置の重量がわからなく、それなりに重いものであったとは思いますが、
それだけで重量記号を確実に押し上げる5トン前後もあったとは考えられない。

同時期に冷房化された食堂車は、スからマに形式変更されているが、
マイネ38は形式変更されていない点を考えると、
上記の様な理由で冷房装置が取り付けられても
重量記号「マ」の範囲におさまっていたのではないかと推測されます。

あくまでも私の推測なので、実際には違っているかもしれませんので、
詳しい方にフォローいただけると助かります。

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倶楽部メモ(418) 平成20年 4月28日〜 4月29日


投稿者

ホエ7030

投稿日

2008年 4月28日(月)16時42分29秒

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マロネ49の自重について

 小生、模型(16番)でマロネ491の製作を計画しておりますので、
冷房付きマロネ49の話題を興味深く拝見いたしました。
 マロネ49の自重については、国鉄の形式図(1959年版)によりますと、
冷房付きが47.50〜48.30t、冷房なしが41.25tとされています。
(差は6〜7tもあることになります。)
 一方、某会で頒布されたロネに格下げ直前(S30.6.30撮影)の
マイネ381(KM3装備)の写真をルーペで見ますと、自重は45.91t
(換算=積4.5、空4.0)と標記されており、形式図とは違うようです。
形式図はS34年3月の編集で、この間に冷房装置がKM7に改造されていますが、
1.5t以上も重量が増えるとは思えないのですが?
 いずれにしても、小生の製作計画ではロネへの格下げ直後あたりを
想定しておりますので、写真と同じ45.91tとしたいと思っております。
(当時の重量の単位の標記が漢字になっているため、
インレタの特注をしなければならないかも知れません。)

 なお、どなたかご教示願いたいのですが、
冷房化された客車の自重の標記は、
冷房装置を取り付けた状態を表しているのでしょうか。


投稿者

クモイ103

投稿日

2008年 4月28日(月)20時02分45秒

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昭和28年の規程改正

 冷房付きマロネ49の重量、うーん、手応えがっつりの難問ですね(笑)。
決め手はありませんが関係ありそうな材料を…
 鉄道ピクトリアル第22号(1953(S.28)年5月号)に、
「車両称号規程の改正に伴う客車の改番について(上)」という記事を、
星晃氏が記しておられます。その中に、

> 別に車両換算法の改正で冷房付の車は一様に夏期冷房期間中(6月15日〜9月15日)は,
標記重量記号のあらわす換算両数に0.5を加算して扱うこととなるので
(従来は形式により1.0を加えるものと0.5を加えるものとがあった),
夏季に冷房を取付けることになっている車の形式はすべてこれをマに統一した.
スがマになったものは夏季以外機関車が0.5両もうけることになる.

…という記述があります。
 別に聞いた話では、この時スをマにしたのは冷房装置の重量分であり、
「夏期0.5両加算」というのは、実際に冷房運転する際に発生する
走行抵抗を考慮したものということです。
また別の星晃氏の著述によると、マイネ40・41のマははじめから夏期に
冷房装置を搭載したときの重量増加分を含んでいたとのことです。
 私は残念ながらこの時の車両換算法そのものは持っておらず
(車両称号規程はあります)、それ以上の詳しいことはわかりません。
ここからは推測ですが、マイネ38が仮に47.5tをわずかに超えてしまったとしても、
現場的な便宜上無理やり「マ」扱いにしていた可能性は考えられないでしょうか。


投稿者

仙コリ(管理人)

投稿日

2008年 4月28日(月)23時52分57秒

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Re2:冷房付きのマロネ49について

ホエ7030様、クモイ103様、フォローありがとうございました。
冷房装置搭載車の重量増加は6〜7トンもありましたか。
単純に冷房装置本体だけではなく、風道?や装置搭載のための補強などがある
可能性もありますが、それほどの重量増加があるとは考えていませんでした。(反省)
確かに重量的には「カ」の範囲に入ってしまいそうですね。
となるとクモイ103様の説のとおり、便宜上・運用上の問題等で、
マイネ40・41等と合わせる形?で「マ」扱いにしたと考えるか、
「すべてこれをマに統一した」というのが何よりも優先されたのか?
ですかね。

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投稿者

ホエ7030

投稿日

2008年 4月29日(火)14時19分3秒

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車両称号規程改正に伴うス→マの件について

>クモイ103様 >管理人様

 マロネ49形式に関連して、換算法の変更など種々ご教示ありがとうございました。
小生、ピク誌22号は所有しておりませんが、
早速「鉄道公報」のコピーを調べて見ましたら
「車両称号規程の改正に伴う客車の改番について」が掲載されており、
その中にピク誌の星晃氏の記事と同様のことが記されていました。
また、「回想の旅客車」下巻(交友社)にもピク誌のものと同一と思われる記事が
掲載されているのを発見しました。
 小生、マロネ49の他にも客車のキットを多数抱えており、
完成後の固有の番号まで決めておりますので、
着手前にそれぞれの自重や換算、全検など各種標記類の資料を集める必要性を
強く感じているところです。


投稿者

クモイ103

投稿日

2008年 4月29日(火)23時04分22秒

タイトル

Re:車両称号規程改正に伴うス→マの件について

>ホエ7030様
 自重や換算、全検の標記までこだわって模型を作り込まれるとは、脱帽であります。
 当時の冷房車については、重量に限らずまだまだ研究の余地が
洋々と広がって(笑)いるようですね。
私は鉄道公報を主として客車の運用や配置に関する情報のために漁っていますが、
冷房車の扱いに関する記事も断片的に出てきます。
車体標記にしてもいろいろ変遷があったようですね。


倶楽部メモ(419) 平成20年 4月29日〜 5月 3日


投稿者

らん丸

投稿日

2008年 4月29日(火)23時24分53秒

タイトル

中央線の客車列車

冷房付きマロネ49の件ですが、長年の疑問が晴れました・・ありがとうございます。


自分が旧型客車に乗ったのは意外に少なく、
幼少の頃、中央東線の昼行客車列車を立川から茅野まで乗った位です・・・・
記憶だとEF64の牽引でした。
ただ、客車が何であったかは覚えていません・・・
恐らく飯田町所属の車両ですからスハ32だろうと思います。
当時(昭和47年頃)、飯田町にはどういった車両があったのでしょうか?

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