倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅

倶楽部メモSP
懐かしき客車急行「みちのく」
夕焼けの中の幻想的な写真


倶楽部メモ(390) 平成19年11月 4日〜11月11日


投稿者

ホエ7030

投稿日

2007年11月11日(日)17時44分10秒

タイトル

懐かしき客車急行「みちのく」

皆様、こんばんは。
昨日,今日とせっかくの秋の土・日で、
各地で様々なイベントなども計画されていたのでしょうが、
生憎の天候になってしまいました。
 さて、先月末には「磐越東線開業90周年号」が走りましたが、
2週間後には再び水郡線で旧形客車列車が運転されますね。
私自身は、久しく旧形客車に接していませんので、
今回は、ぜひ天候に恵まれて、紅葉の中を走る美しい風景が撮れればいいな
などと考えているところです。
 そんなことを考えていたら、昔、きれいな夕焼けの中を行く「みちのく」を
撮ったことを思い出し、写真帖を開いてみたら丁度45年前の今日のことでした。
C62が白煙をたなびかせて上野を目指す。
キャブ内や客車の室内灯が旅情を誘います。
食堂車・スシ48の車内では、そろそろ夕食が始まっているのでしょうか。
懐かしさがこみ上げて来ました。

 12レ「みちのく」 S37.11.11 川尻(現:十王)〜小木津


投稿者

クモイ103

投稿日

2007年11月11日(日)22時44分38秒

タイトル

Re:懐かしき客車急行「みちのく」

ホエ7030様
 まさに一幅の絵、幻想的です。
45年前、このような情景が本当に存在したのですね。

 当時の詳しい運転時刻はわかりませんが、
1年前の36−10改正時の時刻表によれば、
12レが川尻〜小木津間を通過するのは16:45前後と推定されます。
今の季節における当地の日没時刻は17時の少し前頃と思われますので、
列車はほぼ定刻通りに走っていたことになりますね。
 写真をよく見ると、客車4両目の後ろ端の屋根からも、
白い煙が出ているように見えます。
当時の「みちのく」の編成は上野方からニ+ロ+ロ+シ+ハ+…で、
これはまさに食堂車スシ48ですね。
夕食の時間帯を控えて、厨房では石炭レンジの火が燃えさかり、
料理人が忙しく立ち回っていることでしょう。
 青函連絡船夜行便の接続を受け、未明の青森駅を発って11時間、
すでに600q近い道のりを駆けてきた列車の姿と思えば、
また格別の感慨が湧きます。
終着上野まではあと160q、2時間余りの行程です…


投稿者

下総守こみやさん(^^)

投稿日

2007年11月11日(日)23時43分8秒

タイトル

客車急行みちのく

ホエ7030様
貴重なお写真ありがとうございます。
あまりにも素敵なのでデスクトップの背景にさせていただきました(^^)
父が話していたみちのくが今ここに。
私が駅のカメラ小僧だったときは電車特急全盛で
はつかりと比べみちのくは日陰の存在でした。
こんな世代ですから今年乗った水戸観梅号に
往年のみちのくを感じたのは言うまでもありません。
来年も水戸観梅に乗ろうかな(^^)
水戸の天○納豆売っている店を近所で発見。
刻んだたくあんを入れてご飯はいくらあっても足りないぐらいおいしい(o^^o)


倶楽部メモ(391) 平成19年11月12日〜11月19日


投稿者

雑魚

投稿日

2007年11月13日(火)18時30分51秒

タイトル

みちのく

▼ホエ7030様:
> 2週間後には再び水郡線で旧形客車列車が運転されますね。

例年より時期が遅いので、復路便は撮影対象にはなり難いですね。まだ事前の回送は
次第が明らかになっていませんが、好天なら、磐城棚倉以北で挑戦したいところです。

> 昔、きれいな夕焼けの中を行く「みちのく」を撮ったことを思い出し、

これは脱帽モノですね。うろ覚えですが「すずらん」か「大地の子」辺りのNHKの
ドラマOPに、こうした情景が用いられていたと記憶します。昭和37年11月といえば、
電化区間が高萩に延伸した直後ですね。

> 食堂車・スシ48の車内では、そろそろ夕食が始まっているのでしょうか。

当時の食堂車では、どの様なメニューが供されたのでしょうかね。やはり、利用層は
特別な「セレブ」だったのかな。

御掲出の写真には到底及びませんが、同じ常磐線の夕景という事で、水戸駅の様子を
紹介しますので、御笑覧下さい。早春でないと、日照が逆光状態になってくれません。
以上「関口知宏の中国鉄道大紀行」日捲り版の関係で、最近寝不足気味の雑魚でした。


投稿者

岩崎安房守義将

投稿日

2007年11月14日(水)06時35分35秒

タイトル

時代

 管理人様、皆様、ご無沙汰しております、岩崎安房にございます。
 57−11の四半世紀を記念して(実は皆様に刺激されまして)
倉庫から十数年降りに銀塩を引き出し、約200本の再スキャンをやっております。
 ところが退色・劣化甚だしく、その補正も掛けての作業は遅々として進まず、
ページ更新どころではありません。
 狭い事務所はフィルムだらけ!
 更に殆どが昭和50年代後半で、今となっては幻なのですが何分腕が・・・
ホエ様の12列車、本当に素敵です。
 汽車の旅が御客様に「近い」頃の急行列車、これが本物の幹線急行なのですね。
 モノクロにオレンジに輝く情景と遠くに聞こえるカットオフが静かに聞こえる様です。

 雑魚様、素晴らしい発色です!
 サロン東京の夜景は中々拝見しませんでしたが、路線と釜が良いのでしょうね・・・
 梅の頃にも在来型一般車が出て呉れれば嬉しいのですが・・・

 最近再び夢之介(夢空間)が出ておりますが、気になりますのはサロンのピアノです。
 一時、この自動ピアノの管理をさせて頂き、幾度か夢之介に添乗させて頂きました。
 わずか半年の事でしたが、1運用で調律が必要になるシロモノで、
やはりJRはWagons-Litsに適わないなぁと実感したものです。
 一方、この機材は凄まじい機能があり、
車内から放送中継波をある機材一箱で飛ばす事が出来、
またカニとスハフを直結して独立4両で運行が可能
(但しスハフの場合、シャワーは使えません。)なのであります。
 今や尾客も忘れた「電源切換スイッチ」「車内ライン端子」
今でも付いているのか気掛かりです。
 蛇足ですが、総武流山電鉄2000B系第2編成「流馬」が18日で引退です。
 特にイベントも無いのですが、弊連盟地域部に応援を頼んで、
「新選組隊士衣装」で流山駅頭ご案内を出します。
 下総守様、完成前廃止の決定しております模型をご覧かてら
お越し頂くと言うのは如何でしょうか。
 当日の運用時刻を弊連盟ページに掲載しておりますので、何卒御活用下さい。

 雑魚様や車掌様等皆様には恥ずかしい限りのものですが、
昭和55年春の常磐線424列車(新松戸付近)でございます。
御笑覧下さいませ・・・

投稿者のホームページ


投稿者

雑魚

投稿日

2007年11月14日(水)11時20分18秒

タイトル

おピアノの話題ザマス

▼岩崎安房守義将様:
> 雑魚様、素晴らしい発色です!

恐縮です。色彩自体は、こちらの方(水戸〜勝田)が、気に入っているのですけどね。

> 1運用で調律が必要になるシロモノで、やはりJRは Wagons-Lits に適わない

一応「ソナチネ・アルパム」を一通り修了した立場から申しますと、あの振動を伴う
環境において、調律無しで運用できる方がよほど不思議です。自動演奏仕様であれば、
電子制御が介在するのでしょうけど、音色自体は、弦の物理的振動によりますからね。

学生時代、貧乏下宿にピアノが持ち込める筈も無く、休日の度にヤマハ直営店に赴き、
電子ピアノを冷やかしていたものですが、前後に利用するJRのチャイム音の旋律を
採譜して自己流に再現しては受けたものです。特に評判が良かったのは、変ロ長調の
新宿駅版でしたね(^^)かかる感性において「モーターマン」シリーズは、痒い処に
手が届いた印象なのでした。

> 昭和55年春の常磐線424列車(新松戸付近)でございます。

水戸勢にとって、当時の旧客は「仙台まで直通する貴重な存在」でしたね。もっとも、
平以北は、草野・四ツ倉の折返し便や朝夕の仙台近郊界隈、そして急行崩れを除けば、
旧客の天下でしたけどね。


投稿者

ホエ7030

投稿日

2007年11月15日(木)11時40分2秒

タイトル

復活代走と「はつかり」

皆様、こんにちは。過日の夕焼け下の「みちのく」に対しまして、
多くの皆様からご好評を賜り、感激しております。
 あの写真の場所は、実家から15分程度のところで、
時々カメラ片手に散歩していた水田地帯です。
当時から現在まで、写真撮影の技術に関しては全くの不勉強で、
何とか「写れば良い」程度ですが、あまりにもきれいな夕焼けでしたので、
適当にシャッターを切ったら「まぐれ」であのような絵が撮れ、
私も大変気に入ってる1枚になりました。
 当時は専らモノクロですから何とかなったのでしょうが、
カラーだったら恐らくアウトでしょう。
これまでの夕暮れ時や夜間のカラー撮影で、
雑魚様の水戸区やコンテナ列車のような、美しい絵が撮れたためしがありません。

 話題が変わりますが、昨日の常磐線では、
思いがけなく定期の列車に415系白電が運用されたようです。
501系や415系1500代の故障や入場で車両のやり繰りがつかなくなったための
緊急避難的な措置のようですが、珍しいですね。
 このニュースで思い出されるのが、DC「はつかり」の故障で
一時的に復活したスハ44等による「はつかり」です。
前にも書いたことがありましたが、授業中の教室の窓から
水戸の構内に進入してきた客車の「はつかり」を発見して、
本当にビックリ。思わず声をあげそうになったものです。
当事者は大変な思いをしていたのでしょうが、
我々ファンにとっては、夢のようなプレゼントです。

 画像は客車時代の「はつかり」で、
末期のため「つばめ」「はと」の電車化で余剰となった
ライトグリーンのスハ44も組み込まれています。
手前は、建設中の勝田電車区の用地です。

 1レ  C6220(尾) S35.9.10  勝田〜佐和


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