初めまして、検索を辿り参りました。
小生も客車派でございまして、皆様の書き込みを楽しく拝読させて頂きました。
もう既に「過去」の事とされて居ります北海道鉄道文化協議会運行の「C62ニセコ」について、
話題のネタを一つ御提供させて頂き、管理人様と皆様へ楽しませて頂いた御礼とさせて頂きたく存じます。
昭和61年4月から国鉄小樽築港機関区企画室と接触し、
C623機復元運行に関わりを持ちました北海道鉄道研究会の幹事だった小生は、
生意気にも運転計画案なんぞ出しまして、その返礼?として企画室のC623機運転計画原案が送られて参りました。
当初、復元費用約6千万を償還する為に当該列車は「札転14PC6B」(14系座席車6両)で「特急」とされておりました。
昭和55年から国鉄上野駅へ奉職し、当時は駅の案内所に勤務しておりました小生は、
何としても「在来型一般客車」で「蒸気機関車」と考え、
まぁ仲間達も同意だったものですから「在来型一般客車(ゆわゆる旧型客車)による快速(青春18切符旅客誘引の為)で、
軽食堂車とグリーン車を組み込んで償還材料と・・・」なんて提案しました。
結果としては「夏に冷房の無い汽車なんぞ観光客は乗らないよ」「2時間無い行程でメシ喰うやつはいないよ」と散々でした。
が、外部民間スタッフで「流山温泉」プロデューサーを手掛けたM氏と、鉄道専門誌社長のT氏のみ理解を示して頂きまして・・・
この時点で未だ本体・C623機の復元すら壁に当たっていたのに、運転時の客車にまで配慮出来なかったのです。
が、1月に小樽へ呼ばれて国鉄最後の日に構内試走するプランを考えているけれど如何?と言うミーティングの席上、
「どうして古い客車が良いの?」と・・・
ラフですが「喫茶室・グリーン席合造車」のスケッチを持ち込んで、旅客誘引のチャートを解説したものです
(62年1月12日だったかな?)
が、国鉄道総では14系を茶色に塗装した「プラン」を進めており、C623機の「物質」として在来型一般客車多数が小樽市へ・・・
と言うお話が出まして、自動扉では無いもので論点は「扉の安全確保」と言う事になり、
それではボランティアにやらせてはどうか、となったのです。
実はこの頃、某珈琲会社がスポンサーとして内定しておりまして、かの「喫茶室車」が急浮上していたのであります。
小生が「スハシ441」のスケッチを見るのは、吹雪の小樽築港機関区C623機復活「奇跡の夜」の翌々日であります。
(つまり在来型一般客車運行に変更されたのです。)
現役で嬉しい限りですが、実はスハシ441のみ「冷房改造準備工事」車だった(東京地区遠征と札函間運転の構想があった為。
空調ダクト立ち上げスペースと天井釣り下げ用本体のステーは現存です。)のですが、
ベンチレーターを外されてちょっと格好悪いですね。
今では想い出話しの「C62ニセコ」ですが、未だ「死んでは」いない機関車に対して、
今後「在来型一般車」の確保が困難ですね、かの秋田C623機計画もその点からつま付き出しましたし・・・
長文失礼致しました。 |