倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
倶楽部メモSP
オハ35系のドア・窓枠について
オハ35ノーシルノーヘッダー車の乗客扉・オハ36木製窓枠・樹脂窓枠



倶楽部メモ(222) 平成16年 2月 3日〜 2月 7日

投稿者 彩稀
投稿日 2月 7日(土)15時35分26秒
タイトル オハ35 ノーシルノーヘッダー車について
初めまして、オハ35ノーシルノーヘッダー車の乗客扉は、どのようなタイプがあったのでしょうか?
北陸線関係の車で、知っている方宜しくお願いします。

投稿者 竹中@ノーブルジョーカー
投稿日 2月 7日(土)20時12分15秒
タイトル ユーロライナーとオハ35

福原隆雪さま。
12系ユーロライナーは、今月の「鉄道ダイヤ情報」誌にも予定が載っていますので、現役でしょうね。
以前は、旧名古屋客車区で見かけましたが、最近は美濃太田にいるのでは?
ユーロ色のEF65とEF64は旧名古屋客車区横の陸橋の下が定位置のようです。
ここへは、近鉄の米野駅からすぐです。
海峡用のオハ50系は中国初の私鉄に売却されたと聞いたような・・・

彩稀さま。
ノーシル・ノーヘッダーのオハ35ですが、新製時は普通の木製ドアだったようです。
福井にいたオハ352370は、昭和49年頃は戦後製の窓位置が高い木製ドアでした。

投稿者のホームページ

倶楽部メモ(223) 平成16年 2月 8日〜 2月10日

投稿者 マロネロ38
投稿日 2月 8日(日)11時09分30秒
タイトル オハ35371
昭和30年7月に金沢で写して居ますが,ドアーが全部開けっぱなしでした。
見たときは「戦前タイプの木製ドア‐」でしたが,戦後同じ物を作って更新したかも知れません。
高い窓ではなかったと記憶します。

投稿者 こう@神戸舞子
投稿日 2月10日(火)10時00分17秒
タイトル 半鋼製車の内装は・・
半鋼製車の場合、簡単な改造工事で以前の痕跡のほとんどを消し去ることが容易ですね。
スハ43などでも良くあったと思うのですが、元々がどんな感じだったか・・
高々7日ほどの工場入場でまったく変ってしまうことも良くありました。
ドアの交換や差し替えなども比較的頻繁に行われていました。
投稿者のホームページ

投稿者 彩稀
投稿日 2月10日(火)20時02分49秒
タイトル オハ35 その2
竹中@ノーブルジョカー様、マロネロ38様ありがとうございました。
アルミサッシ車の場合の乗客扉は、どのタイプだったのでしょうか?宜しくお願いします。

倶楽部メモ(224) 平成16年 2月11日〜 2月15日

投稿者 こう@神戸舞子
投稿日 2月11日(水)10時34分31秒
タイトル スハ32、オハ35・・
まず、彩稀様・・私は金属窓(アルミサッシ)改造も何両も手がけましたが、ドアに関しては
全体に傷んでいれば鋼製ドアに換える・・補修で済むのなら木製のまま・・ということもあったように思います。
というのも金属窓改造や樹脂窓改造はお金はかかりますが手間は普通の全般検査とさして変らず、
私たちの場合、特にだからどうか・・という意識はなかったように思います。
但し、ある程度その車を残す為の改造でしたからほとんど鋼製ドアに換えられていたかもしれません。
関西ではオハ35などでビックリするような更新をされていたものは少なかったような気がしますが
東北線や奥羽線でまるで喫茶店のような内装の車を見て驚いたこともあります。
これらのクルマの晩年はかなり地方色が豊かだったようですね。
スハ32は良いクルマでした。
作りがしっかりしていて、仕事がしやすく、オハ35などよりも痛みが少なかったように思います。
(窓柱の表面に真鍮が使われて、腐食を防ぐ工夫がされていたり・・
ただ、私は見た数が少ないのでもっと様々なバリエーションがあったのでしょうが・・)
私のホームページにもスヤ37になった内装をアップしています。
投稿者のホームページ

投稿者 ホエ7030
投稿日 2月11日(水)15時28分36秒
タイトル スハ32大好き!

スハ32などの話題で盛り上がっているようですので、久しぶりに書込ませていただきます。
 私も旧型客車の中では、スハ32(系)が最も好きです。
重厚感があって窓際に座れば一人に1個ずつ窓がある。
改造車なども含めればものすごく多くのバラエテイーがあり、軍用から復旧する前に一時的に存在した
スヤ30、スヤ45(たぶん職用車)のようなほとんど未解明の部分もあるなど、興味尽きないものがあります。
 私は、尾久や水戸のスハ32に乗車する機会が多かったのですが、
古いメモを見ますと、中には変わったものがありました。
 スハ3299はS30.8に長野工でオハネ325から復元されて、
当初青ハコに配置された後オクに移って来たものですが、背ズリはモケット張りでした。
スハ32477は軍歴なしですが、床はリノリューム張りになっていました。
S29に大船工で更新を受けていますので、その際に張ったものでしょうか。
 私がよく利用したのはS30年代前半ですので、S30年代になってから軍用から復旧されたものは、
いずれも車内が素晴らしく綺麗でした。
最後まで残っていたスヘからS33.1に長野工で復旧されたスハ3313も同様でした。
スハ32ではありませんが、オハ35861は車内塗りつぶしでした。

>彩稀 様
 はじめまして。特定番号を模型化する場合、ドアや窓枠などを調べるのはたいへんですよね。
晩年の旧型客車を観察しますと、スハ43で木製ドアになっていたものがあったり、
水郡線で使われていた一部のオハ36では、木製窓枠に交換されていたもの(2両確認)までありました。


投稿者 クモイ103
投稿日 2月11日(水)17時48分16秒
タイトル オハ36木製窓枠?

>ホエ7030様
 オハ36で木製窓枠に交換されたものがあるとのお話し、よろしければ、詳しくお聞かせ頂けませんか。

 当掲示板の過去ログ(倶楽部メモ(51)平成12年6月25日投稿)で、
「多度津の住民」様が次のように述べられています。

> 私の資料でもスハ40は全てアルミサッシのものばかりです。
> オハ36の非アルミサッシ車は
> 34(門??)  97、132(鹿カコ)  113、134(四コマ)

 …私がこの掲示板を知るより前の投稿ですが、
容易に検索できるシステムを構築された仙コリ様に感謝です。

(他の皆様のため解説:オハ36は、スハ42のうち昭和30年代中頃に近代化改造されたものが
形式変更したもので、殆ど全てアルミサッシになった模様です。
そのうち電暖化されたものは再び重くなってスハ40となりました。
スハ42→オハ36→スハ40で製造番号は不変ですが、スハ40は電暖のため当然+2000されています。)

 さて、改めて、竹中@ノーブルジョーカー様のすばらしい研究成果である「スハ42の屋根材質形態分類」
(当HPからリンクで行けるノーブルジョーカーHPにあります)を確認しますと、
多度津の住民様が挙げられた5両のうち、オハ36 34を除く4両の写真が展示されています。

・オハ36 97…S50.1.7現在の写真で、窓枠は車体色のようですが、
通常の木製よりずっと細く、アルミサッシに塗装したものではないかと思われます。
・オハ36 113…S49.3.21現在の写真では、アルミサッシのようです。
・オハ36 132…S50.2.15現在の写真では、アルミサッシのようです。
・オハ36 134…S51.3.11現在の写真では、アルミサッシのようです。

 撮影時点以後に木製窓枠に交換された可能性は残っています。
なお、その他収録されている多数のオハ36・スハ40の写真の中で、木製窓枠と思われるものは、
きむたお様が1989年1月に富山駅で撮影されたスハ40 2093だけです。

 多度津の住民様、今でもここをご覧になっているでしょうか。
冒頭に引用したご投稿の情報源について、ご教示頂けると有り難いのですが・・・。


投稿者 こう@神戸舞子
投稿日 2月11日(水)19時42分32秒
タイトル 木製窓枠に?
本当に木製窓枠に交換するようなことがあったのでしょうか?
金当て・・窓止め棒の形が窓錠の関係で木製と金属製で異なっており、これも元に戻したのでしょうか?
ノーブルジョーカー様のHP拝見しました。すごいですね。
キャンパス屋根というのは普通の屋根布のことですね。新品の時は砂がきらきらしてキレイでしたね。
投稿者のホームページ

投稿者 ホエ7030
投稿日 2月12日(木)12時57分53秒
タイトル オハ36の木製窓枠車について
>クモイ103様・こう@神戸舞子様
 オハ36の木製窓枠を確認したのは、昭和47年2月1日です。
当時水ミトに居たオハ36で私が現車を見ているのは、107、109、110の3両ですが、
これらのうち107と109が木製化されており、109については、
昭和49年6月15日にも高萩で再確認しております。
アルミサッシでも塗装されているものがありますので、念のため車内に入って確認しております。
 107は、総和37年11月に品川で車内を撮った際にはアルミでしたので、
その後、何らかの理由で交換されたものと思います。
なお、107の全検は46−8 OMで、当時撮った写真で見ますと、
便所の窓のみ他のオハ36と同様のアルミですが、洗面所は木製(単純な四隅の枠のみ)のように見えます。

投稿者 マロネロ38
投稿日 2月12日(木)19時27分12秒
タイトル オハ36(こうサンへ)
[立山」に入っていたのを見ましたが,所属を記憶していません。但し木製窓枠みたいでしたが,
「プラスチック」製の窓枠もありましたし,「金当て」はどうだったのでしょうね?

投稿者 クモイ103
投稿日 2月12日(木)21時53分24秒
タイトル Re:オハ36の木製窓枠車について

>ホエ7030様
 早速のご教示ありがとうございます。やはり木枠車は何両か存在したのですね。
残念ながら、107、109はノーブルジョーカー様のところにも写真がありませんが、
これからは注意して探したいと思います。

 ところで、マロネロ38様の書かれている「プラスチック」製の窓枠について、不勉強にしてよく知りません。
どのようなものだったのでしょうか?また、いつ頃から、どれくらいの両数存在したのでしょうか?


投稿者 こう@神戸舞子
投稿日 2月13日(金)09時30分50秒
タイトル 樹脂窓ですね。
プラスチック製の窓枠とは現場では樹脂窓といわれているものです。
窓錠は木製と同じものですし、最初は木製のものと同じ色なので良く見ないと判別は出来ません。
窓ガラスは・・ガラスです。すみません・・変な書き方になりました。
窓枠が強化プラスチックです。四隅にわずかにRがついています。
この窓枠は再塗装が出来ませんから、永年の使用で色が褪せ、全般検査の後など、
車体は塗装してあるのに窓枠だけ色が褪せたように見える車はなかったですか?
両数はデータが無いので不明です。
投稿者のホームページ

投稿者 彩稀
投稿日 2月13日(金)19時30分0秒
タイトル どうもです
こう@神戸舞子さま ありがとうございました

投稿者 クモイ103
投稿日 2月13日(金)20時45分47秒
タイトル Re:樹脂窓ですね。
>こう@神戸舞子様
 樹脂窓枠の件、ご教示ありがとうございます。
客車ファンの会話でも、窓枠に関して普通出るのは「木枠」と「アルミサッシ」だけで、
「樹脂枠」(「プラ枠」?)というものは、存在自体があまり認知されていないように思います。
私も、どこかで聞いた程度で、なかなか確かな知識が得られませんでした。
 「窓枠だけ色が褪せたように見える車」、気付きませんでした。面目ない。

投稿者 SG大好き
投稿日 2月14日(土)23時38分46秒
タイトル 樹脂窓といえば
お邪魔致します。下記で取り上げられている樹脂窓ですが、この掲示板でおなじみの越後中里の旧客でも、
設置後の修理でそれと思われる窓枠を装備している車両が何両かあります。
車体のブルーとは違う、旧客本来のくすんだ青色の窓枠がそれです。
実際見てみましたが明らかに木製と質感が異なっておりました。

投稿者 103列車機関士
投稿日 2月15日(日)07時45分51秒
タイトル 樹脂窓ですか、
皆様、こんにちは!
こう@神戸舞子様はじめまして!
樹脂窓については知りませんでした、勉強になりました、
銀縁がサッシで車体と同色が木枠と思ってましたので、もう一度大井川や越後中里に調査行って来ます!
春が楽しみです!

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