倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
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EF57牽引の東海道特急の編成


倶楽部メモ(218) 平成15年12月15日〜12月27日

投稿者 オロネ10
投稿日 12月26日(金)13時04分56秒
タイトル 古い特急ですが
超お久しぶりの「オロネ10」です。
この前、ちょっと模型を運転していて思いついたのですが、東海道の特急「つばめ」「はと」で、
「EF57」牽引があったと思うんです。(つまり、模型でEF57にスハ44系を牽かせたもので(^ ^ ゞ)
時代からすると、昭和20年代の前半から半ばでしょうか。
この時の「つばめ」「はと」の編成はどんなだったのでしょうね。「マシ35」「スロ60」は既にありましたか?
ついでの話ですが、私が小学校に上がる前、父が「つばめ」に乗せてくれました。
この時の牽引機は「EF58」の旧型車体で、子供としては少しがっかりしたのを憶えています。

投稿者 EF5841
投稿日 12月26日(金)20時12分45秒
タイトル Re:古い特急ですが

スハ44以前にスロ60はつばめ編成に組み込まれていました。
戦後の東海道特急の標準編成の変遷は

平和(昭和24年9月15日ー12月31日)
スハニ32、スハ42、スハ42、オロ40、オロ40、スシ47、オロ40、オロ40、オロフ33、マイテ39

つばめ(昭和25年1月1日ー4月10日)
スハニ32、スハ42、スハ42、オロ40、オロ40、スシ47、オロ40、オロ40、オロフ33、マイテ39

つばめ(昭和25年4月11日ー26年9月30日)
スハニ32、スハ42、スハ42、スロ60、スロ60、スシ47、スロ60、スロ60、スロ60、マイテ39
ただし、26年7月頃からスハ42はスハ43に変わった模様。
とともに7号車のスロ60は100番台に変わった模様。

(昭和26年10月1日ー)
スハニ35、スハ44、スハ44、スロ60、スロ60、カシ36、スロ60、スロ60、スロ60、マイテ39

(昭和26年10月5日)
EF574(浜) スハニ351、スハ446、スハ445、スハ444、スロ5330、スロ5327、マシ353、スロ60115、スロ6011、スロ606、マイテ3911

また、はともつばめに準拠しております。


投稿者 クモイ103
投稿日 12月27日(土)09時19分53秒
タイトル Re2:古い特急ですが

 オロネ10様、お久しぶりです(^^)/。

 昭和31年11月改正以前、EF57は東海道線で活躍していました。
少なくとも昭和27年頃は、ゴナナが特急を牽引していたようです。

 昭和27年から流線型の新型ゴハチの製造が始まりますが、
当初は上越線に多数投入され、東海道のゴハチ増備は後回しになります。
ところが、昭和31年の東海道全線電化で、ゴナナの暖房用ボイラ容量が小さく東京−大阪間の
ロングラン運用には不足と判断され、東海道のゴナナと上越のゴハチがごっそり交換されました
(走行性能面ではゴナナもゴハチもほぼ同じだそうです)。
青大将特急が活躍した頃の東海道線に、ツララ切りの付いた上越形のゴハチがたくさんいたのは、
この時ゴナナと交換で大挙転入したためです。

 茶色時代の「つばめ」「はと」なら、スハ44系をEF57が牽いて全く違和感はないでしょう。
ご質問のマシ35、スロ60は、正にその時代ズバリで大正解です。


投稿者 EF5841
投稿日 12月27日(土)12時06分27秒
タイトル Re3:古い特急ですが
EF57とEF58が交換された最大の理由は、暖房のボイラー容量よりも、
EF57の軸受がロングランすると発熱し、対応できなくなったためです。
名古屋電化時点ですと350km強で、何とかだましだまし対応できましたが、
米原電化の際、450kmを越え、問題が続出しました。

倶楽部メモ(219) 平成15年12月28日〜平成16年 1月 5日

投稿者 きむたお
投稿日 12月28日(日)00時55分44秒
タイトル 軸受・ほか

そうですね。EF57はすべり軸受、いわゆる「メタル」です。
一方、EF58は転がり軸受、「ベアリング」が使われていますね。

ちなみに、私は某ベアリングメーカーに勤務しているのですが、
JR東海様のEF58122の先台車には弊社の「JT7」型ベアリングが採用されています(^^)

さて、本日(もう昨日ですね)、KATOの20系「あさかぜ」が当区に納車されました。
ナハネ20の初期型などをはじめ、デビュー当初の姿をしっかり検証して作られた
非常に素晴らしい製品で、大満足です。


投稿者 オロネ10
投稿日 12月28日(日)17時23分22秒
タイトル EF57+つばめ

皆様のご返事、有難うございました。
m( _ _ )m

そう言えば、確かに「EF58」は当初上越にばかり配属されていたので、
では東海道は、と考えると、「EF57」だった訳ですね。
軸受けの問題もあったでしょうが、EF57は数が少なかったので、
いずれにしろEF58に置き換えられる運命でもあったのでしょう。
EF57とEF58は、確かに東北筋でも共通運用されていましたから、
性能的には殆ど同じ様なものなんですね。
それにしても、一台もEF57が残っていないのは寂しい。


投稿者 EF5841
投稿日 12月28日(日)19時46分15秒
タイトル Re:EF57+ つばめ
つばめの牽引が全面的にEF58に変わったのは、昭和28年11月の稲沢電化に伴うダイヤ改正からです。
これに先立ち、昭和27年夏頃から試験的にEF58が牽引するようになりました。
性能的にはかなり差があります。
定数の関係から上越、東北では東海道ほど問題を露呈しなかっただけです。
EF58でもMT41とMT42の出力問題があり、31年の全線電化に際し、
東京区のMT41車を浜松区のMT42車と交換もしました。
のちにMT41車はMT42と交換されました。

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