倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
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戦前の超特急つばめの編成


倶楽部メモ(201) 平成15年 6月 2日〜 6月13日

投稿者 103列車機関士
投稿日 6月 9日(月)21時58分12秒
タイトル 超特急つばめ
皆様こんにちは!
私、エアブラシを買いまして、ブドウ色1号の塗装が出来るようになりました、
これを機に東海道ねたを少し今後の増備計画に入れてみようかと思います。
スロ54とマシ35の青大将もやってみよう!運転会にみんなKATOの持ってくるからつまらないですし・・・
GWに梅小路に行ってきましてC51,C53がとてもカッコよかったので
超特急つばめをやりたくなりました。某メーカーから新京阪P6もでるから競争させよう、
さて前置き長くすみません、出来るだけ安価にするためGMスハ32をつかった
シングルルーフ、C53の編成にしたいと思います。
この場合2等車はスロ30850(オロ35)以外はあったのでしょうか?
たとえばシングルルーフのスロ34(旧番号がわかりません)
とかスロ33とか、、、ちょっと戦前のつばめについていろいろお話し聞かせてください、

投稿者 JIN
投稿日 6月10日(火)09時07分13秒
タイトル re:超特急つばめ

こんにちは。

超特急「燕」の編成ですが。

昭和5年10月1日?
C51+補助水槽車+スハニ36550(スハニ31)+スハ32600(スハ32)+スハ32600+スシ37740(スシ37)
+スロ30800(スロ32)+スロ30750(スロ34)+マイネフ37200(マイネフ37諸説あり)

昭和6年9月4日?
C51+補助水槽車+スハニ36550+スハ32600+スハ32600+スシ37740+スロ30800+スロ30750
+スイテ37020(スイテ48)orスイテ37030(スイテ47)

昭和7年3月15日?
C51+スハニ36550+スハ32600+スハ32600+スハ32600+スシ37740+スロ30800+スロ30750
+スイテ37020orスイテ37030

昭和9年12月1日?
C53+スハニ35700(スハニ31)+スハ32800(スハ32)+スハ32800+スハ32800+スハ32800
+スシ37800(スシ37)+スロ30850(オロ35)+スロ30850+スイテ37020orスイテ37030

昭和12年8月2日?

C53+スハニ35700(スハニ32)+スハ33650(オハ35)+スハ33650+スハ33650+スハ33650+スハ33650
+スシ(マシ)37850(マシ38)+スロ30960(オロ36)+スロ30770(スロ34)+スイテ37020orスイテ37030

調べたところ、上記のような編成がみつかりました。
当時は固定編成ではないのではスロ34は優等列車用に専務車掌室を設置した車輛ですので
ご質問のように二等車にスロ34が入った可能性は高いと思われます。
スロ33は湘南列車用でしたのでほとんど優等列車には使われていないようです。
(急行19列車に使用された記録はあります)


投稿者 EF5841
投稿日 6月11日(水)15時01分22秒
タイトル 19列車というと・・・。
 19列車というと、昭和8年12月1日に営業列車として最初に丹那トンネルを潜った処女列車ですよね。
 一方、御殿場周りの最終列車は名士列車17列車でしたね。
 心憎いばかりの演出ですね!!
 当日の19列車は増号車4−5両を繋げた同道の16両編成・・・。さぞや豪華であったであろう。

投稿者 車掌@仙コリ
投稿日 6月12日(木)21時54分34秒
タイトル Re2:超特急つばめ

103列車機関士様
戦前の特急「燕」については、知識も資料も少ししかないのですが・・・
JINさんから書き込んでいただいた編成を見ると、特急「燕」には当時の看板列車らしく
常に最新の車両が投入されていたようですね。
そこで新製車両がシングルルーフとなった昭和7年以降に製造され、
特急「燕」に投入された(と思われる)車両の製造初年を調べると

昭和 7年 スハ32800(スハ32)・スハニ35700(スハニ31)
昭和 8年 スシ37800(スシ37)
昭和 9年 スロ30850(オロ35)
昭和11年 スロ30770(スロ34)・マシ37850(マシ38)
昭和13年 スロ30960(オロ36)
昭和14年 スハ33650(オハ35)・スハニ35750(スハニ32)

となっていまして、おたずねのスハ32800(スハ32シングルルーフ)が使用された期間は
昭和7年から昭和14年頃の模様です。
特急「燕」の二等車としては、基本的には優等列車用として製造されたスロ30750・スロ30770(スロ34)
を中心に使用されていたようですので、その期間の二等車を推測すると、

昭和 9年まではスロ30750(スロ34ダブルルーフ)とスロ30800(スロ32)
昭和 9年からはスロ30850(オロ35)
昭和11年以降はスロ30770(スロ34シングルルーフ)とスロ30850(オロ35)
昭和13年以降は上記2形式+スロ30960(オロ36)

となっていたものと考えられます。
よって食堂車をスシ37800(スシ37)とした場合の二等車はスロ30850(オロ35)
マシ37850(マシ38) とした場合はスロ30770(スロ34シングルルーフ)とスロ30850(オロ35)・スロ30960(オロ36)
のいずれかとすればよいのではないかと思います。(あくまでも推測ですが・・・)


投稿者 103列車機関士
投稿日 6月12日(木)21時56分05秒
タイトル ありがとうございます
JIN様、編成表ありがとうございます。EF5841様、19列車に名士列車、東海道もナカナカ楽しそうですね。
車掌様、細かい分類ありがとうございます。早速ノートにまとめよう
そう言えば湘南列車なんてのもありましたね、当時から
電暖車だったやつですよね。これも詳細を知りたい、
青大将のつばめは私はEF5845にしようかと思ってます。
大窓、ツララ切、鋳鋼製台車、個性的ですよね、
台車を緑に塗った奴がいるらしいですが何号機なのでしょう?
どんな緑だったのでしょうか?
JIN様、もしかして鎌ヶ谷の某メーカーに出入りしてませんか?
私も飲み会参加しましたよ、

投稿者 EF5841
投稿日 6月12日(木)23時04分30秒
タイトル RE3: 燕

燕の編成がスハ32600からスハ32800に変わった時期は 9年から10年頃にかけてかと思われます。
ともうしますのは、手元の資料、写真撮影月日がほぼ間違いないものでは、
C5343牽引の燕はスハ32600です。
 当時の客車の仕立て区は、
1・2レ     富士 東トウ
3・4レ     櫻  門セキ
11・12レ   燕  大アカソ
1011・12レ 鴎  東トウ

下関行 5・6レ 東トウ 〔S8、11、30までは1・2・3等急行〕
 同  7・8レ 東トウ 1・2・3等急行 展望車付き オイテ2700 後にスイテ37000
 同 9・10レ 門セキ

東京ー神戸間の夜のクイーンについては、明日。


投稿者 JIN
投稿日 6月12日(木)23時09分27秒
タイトル re:超特急つばめ

こんにちは。

>JIN様、もしかして鎌ヶ谷の某メーカーに出入りしてませんか?
私も飲み会参加しましたよ、

うぅ、なんでか行動がバレバレになっている・・・
でも某所の飲み会は何故か毎回予定がたたず参加できないでいます。

青大将機の台車の緑は緑3号です。
RMM1995年11月号に色見本が一応ありますが、印刷による変化があるので
あまり参考にならないかもしれません。
うちはタミヤ水性カラーのXF-27ブラックグリーンを使いました。

戦前の東海道本線は僕もテーマにしております。
戦前の旧客は美しいのではまりますよ。

ちなみに件の19列車です。

EF5316+ホヌ6863+スニ36662(スニ30・W)+マロネ37339(マロネ29・W)+マロネ37333+スロ30801(スロ32・W)
+スシ37723(スシ37・W)+スロ31005(スロ33・W)+スハ32699(スハ32・W)+スハ32704
+スハフ34234(スハフ32・W)+スハ32820(スハ32)+スハ32744+スハ32830+スハフ34425(スハフ32・丸)
+スハネ30160(スハネ31・丸)+マロネフ37522(マロネフ29・W)


投稿者 車掌@仙コリ
投稿日 6月13日(金)00時43分39秒
タイトル Re5:超特急つばめ

EF5841様
スハ32600からスハ32800への変更時期のご教授ありがとうございました。
JIN様の書き込みの編成と合わせて判断すると、変更時期は昭和9年の後半のようですね。
先の私の予想では7年から9年にかけてダブルルーフとシングルルーフのデコボコ編成?
になってしまいますものね。
昭和9年になれば展望車を除いてすべてシングルルーフで揃えられますので、
やはり看板列車ゆえ編成美というものも考えていたのでしょうか。

19列車のお話、興味深く拝見しました。
JIN様が編成を書き込んでくださいましたが、その当時は特急でも10両前後であったようですので、
16両編成というのは圧巻でしたでしょうね。
ところで細かい話で恐縮ですが、丹那トンネルの開通は昭和9年12月1日ではなかったでしょうか?

JIN様
特急「燕」および19列車の編成の書き込みありがとうございました。
戦前の列車編成の資料はほとんど持っていないので、とても勉強になりました。
特に19列車の編成、かなり古い記録なのに車番入りの資料は本当に貴重であると思います。
ところで、こちらも細かい話で恐縮ですが、特急「燕」の編成で昭和12年8月2日?の後が
不自然にあいているので、一部書き込みが欠けてしまったものと思うのですが、
最後の編成はスハ33650が入っているあたりから推測して昭和15年頃の編成ですよね。


倶楽部メモ(202) 平成15年 6月13日〜 6月26日

投稿者 JIN
投稿日 6月13日(金)08時56分00秒
タイトル 訂正

こんにちは。

>ところで、こちらも細かい話で恐縮ですが、特急「燕」の編成で昭和12年8月2日?の後が
>不自然にあいているので、一部書き込みが欠けてしまったものと思うのですが、
>最後の編成はスハ33650が入っているあたりから推測して昭和15年頃の編成ですよね。

失礼しました。
昭和14年の編成でした。
昭和12年だとまだオハ35は出来てませんね。
丹那トンネルは昭和9年12月1日ですね。


投稿者 EF5841
投稿日 6月13日(金)09時32分51秒
タイトル お詫び!!
丹那トンネルの開通時期、仕事場で資料を確認せず書き込み失礼しました。
スハ32600からスハ32800への変更時期については、再度確認してから投稿します。
ただ、流線型のC5343牽引の燕がWルーフでしたから、10年以降かとも思います。
17レの編成(S9.12.1以降)は
下り スニ30、マイネフ38、マイネフ38、マイネ37、オロ35(S)、スシ37(S)、マロネ37、マロネ37、
マロネ37、マロネ37、マロネフ37
便宜的に改正形式で掲載。Sはシングルルーフ車
舞鶴港からの出港時には最終車両としてマイロネフ37を増結。

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