「たかちほ」牽引のC55のテンダーが振り替えられていたのは
門司からのロングランに対応するためではないかと思います。
おそらく ロングラン運用を行うには C55用の12−17テンダーでは水槽容量が足りないので
D51用の8−20テンダーに振り替えたのではないかと思います。
鉄道ジャーナルの 96号の「燕」の記事に 「7両編成(285t)の列車が東京ー神戸間
610キロ走ったとして計算してみると、おおよそ石炭5t、水40〜45tを使うことになり・・・」とあり
石炭に比べて 水の消費が非常に多い事がわかります。
また同記事には 蒸気機関車のロングランは門司港ー鹿児島間(400キロ)・
小樽ー釧路間(428キロ)などが最も長い部類・・・とも書いてあります。
テンダーの振り替え例としては 戦前、明石区のC53で
C53用の12−17テンダーから D50用の8−20テンダーに
同じくロングラン目的で3両 テンダーの振り替えが行われているのが有名です。
(C51は写真などを見ると 4種類程テンダーがあるようです。)
D51のテンダー 初期型・標準型とも 8−20テンダーですが
戦時形(D51 1001〜1161)は10−20テンダーで生産されています。
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