倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
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車両形式表記の前の白点(横軽対応Gマーク)について





倶楽部メモ(45) 平成12年 5月 7日〜 5月13日



投稿者 ぴかり
投稿日 05月12日(金)01時41分24秒
タイトル 車番標記の白点について質問
本文 はじめまして。
客車時代の福知山線などに興味を持って、模型(16番)作りなどしております。
模型の客車に車番インレタを入れるときにいつも気になっているのですが、実物写真で
「・オハ35 XXXXX」などのように形式の前に白点のあるものとないものとが(個体によって)あります。
今まで数年雑誌や資料を気を付けて見ていたのですが、残念ながらこれが何を意味するのか
言及している記事を見かけたことがありません。
近代化更新の意味かなどと推測してみるのですが…
どなたかご存知の方がおられましたら、ご教示願えれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。



投稿者 まき
投稿日 05月12日(金)04時04分43秒
タイトル 濁点の標記は…
本文 ぴかり様、質問にお答えしましょう。
 車両形式の前にある「・」は、「Gマーク」と呼ばれています。
これは今はなき信越本線・横川−軽井沢間を走行できる改造がなされている車両に
ついているもので、ブレーキの改良などがほどこされています。
 ついでに言いますと、同区間専用の緩急車ヨ3500形は
デッキ部の柱を白く塗り横軽専用車とわかるようにしてありました。
投稿者のホームページ



投稿者 ぴかり
投稿日 05月12日(金)21時31分43秒
タイトル Re: 濁点の標記は…
本文 まき様、はじめまして。
なるほど、そういう印でしたか。思いもつきませんでした。
ひょっとすると横軽対応によって床下装置が多少違ってくるということになりますね。
そちらも興味がありますので、その線で調べてみます。
大変有用なご教示どうもありがとうございました。



投稿者 多度津の住民
投稿日 05月13日(土)21時51分34秒
タイトル 横軽対策について
本文

ぴかりさん、横軽対策について1973年から1985年の間、調査した資料があります。
1.35系
  オハ35、オハフ33は施行車が多い
  スハ42は未施行車が多い、スハ40は施行車が多い、オハ36は半々

2.61系
  オハ61は未施行。オハフ61、オハニ36も未施行が多いが施行車の例を記す
  オハフ61 482、503(以上 福フチ)1518(天カメ)
  オハニ36 11(福フチ)
  スロ62、スロフ62は殆ど施行、スロ81、スロフ81は全車施行。
  スユニ60、スユニ61は未施行、マニ60、マニ61は半々。
  オハユニ61 62(金ツル)未施行。94(金ツル)、130(金トヤ)施行

3.43系、44系
  スハ44、スハフ43は殆ど未施行。
  スハ43、スハフ42、オハ46、オハフ45、オハ47、オハフ46の大部分施行。
  但し、四国管内で未施行車あり。以下 未施行車
  スハ43 275、399、400、オハ46 692
  オハ47 107、2277、2314
  スハフ42 78、2095
  スロ54は施行車多い。スユ42、スユ43は未施行。

4.その他
  マニ36、マニ37は半々。オハ41は未施行

以上のような結果です。
当時の福フチ、大ミハの旧型客車は概ね把握しておりますので、
不明な点はお問い合わせ下さい。




倶楽部メモ(46) 平成12年 5月14日〜 5月26日



投稿者 ぴかり
投稿日 05月16日(火)00時28分50秒
タイトル 福知山線の客車(横軽対策について)
本文 度津の住民 様、貴重な情報ありがとうございました。
資料をあまり持っていないながらも、できるだけ実物に即しておかしくないように作りたいと
日頃考えておりますので、こういった全体的な傾向がわかると非常に参考になります。
模型化の対象を選ぶ時には形式写真的なものが手に入るものを選びますので、
たいてい「点」の有無も写っていることが多いのですが、
たまに分からない(けれども捨て難い)写真もあります。
1つだけ、 オハフ33 126 はどうだったでしょうか。
(なお、これは「とれいん」1996-10の「関西の客車たち」で見たもので、
スチームが標記を隠しております。
青色変更・コロ軸受化以外は比較的原形に近いオハフ33に見えます。)
あつかましい質問かもしれませんが、もしよろしければ教えてください。
よろしくお願いします



投稿者 伊藤正宏
投稿日 05月16日(火)07時05分38秒
タイトル オハフ33 126について
本文

 ぴかりさん、こんにちは。

 オハフ33 126ですが、1986年に撮影したことがあり、露出の関係できれいな画像ではありませんが
当方のサイトで掲載しております。
この車両は横軽対策車で、形式表記の前にドットがあります。
比較的後期まで存在した車両については、毎年刊行されていたジェー・アール・アール刊の
「国鉄気動車客車情報」の配置表に脚注付きで明らかになっておりますので、
参考になると思います。
なお、「国鉄気動車客車情報」は「JR気動車客車編成表」の前身です。

投稿者のホームページ



投稿者 ぴかり
投稿日 05月16日(火)23時53分37秒
タイトル Re: オハフ33 126について
本文 多度津の住民 様、前回の投稿でCut&Pasteのミスのため
お名前が正しく表示できていませんでした。すみません。
伊藤様、こんにちは。「国鉄気動車客車情報」ですか。
今度神保町に行ったら探してみることにします。
どうもありがとうございました。



投稿者 多度津の住民
投稿日 05月18日(木)05時59分49秒
タイトル オハフ33 126について
本文 ぴかりさん ご質問のオハフ33 126ですが、伊藤正宏さんの言われる通り、横軽対策車です。
この車輌は1983.11に綾部駅で初めてみました。
客用扉が35系の標準タイプのもので、なかなか貴重な車輌です。
昭和14年 川崎車輌製造で、戦後の昭和28年、幡生工場で更新修繕しています。
更に昭和38年、近代化改造を受けています。
従って、妻面の銘板は’日本国有鉄道’と併せて、4枚です。
WC窓は上から1/3位の所で折れるタイプです。
因みに、当時の自重は32.2tで、所属は福フチです。


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