倶楽部メモ:客車倶楽部過去ログ集:客車列車の旅
倶楽部メモSP
列車走行音の録音について
走行音を録音するのに最適な場所はどこか




倶楽部メモ(21) 平成11年 9月21日〜 9月24日



投稿者 旅助
投稿日 09月21日(火)21時18分29秒
タイトル 録音の苦労は?
夜行列車の音取りで、窓からマイクを出して録音したら、風切り音に邪魔されて、
夜行の鈍行の走行音が気に入って、部屋でも聞けたらと思って採りに行った記憶があります、
出入台付近で録音したら連結器近くでガチャガチャだけでした、
今は夜行(客車)列車の雰囲気を持つ列車が少なくなりましたが、走行音を録音するのに最適な場所とは一体どこだったんでしょうか、
私は人の声が入るのを覚悟で網棚の上が一番良かったような気がしますが、
それとて20数年前の事、しかしここで聞けば答えが判るような!
録音で一番苦労された点は何処でしたか教えて下さい。



投稿者 車掌
投稿日 09月24日(金)12時35分53秒
タイトル RE:録音の苦労は?
旅助さん、はじめまして。
録音で一番苦労した点ですか。
私にとっても15年以上昔の話なので、詳しくは覚えていないのですが....。

>夜行列車の音取りで、窓からマイクを出して録音したら、風切り音に邪魔されて
鉄道の音に限らず、生録にとって最も大敵なのは風ですね。
マイクの構造そのものが風に弱いので、よほど風がない日か、しっかりしたウインドスクリーン(風防)を使う等しないと、
風の音には悩まされますね。
特に走行音の場合は、マイクを外に出すのはもちろんマイクのそばの窓を開けるのも録音に影響が出てしまうと思います。

>出入台付近で録音したら連結器近くでガチャガチャだけでした
出入台(デッキ)付近は、走行中はよほど混んでいない限り人がいないので、純粋な走行音が録音できるポイントですが、
確かに連結器の音や連結面からの風の進入、更に空間が狭いので反響音でやたらうるさい状況になってしまうので、
実際に録音するとなると難しい面があると思います。

>走行音を録音するのに最適な場所とは一体どこだったんでしょうか
これは難しい問題で、録音する人の主観によって変わるのではないかと思います。
乗客の声等が入らないような純粋な走行音を録音するには、やはりデッキ部分が最適ではないかと思いますが、
前述のような問題点もありますので....。
私の場合は、列車の走行音としてだけではなく、車内アナウンスや車内の雰囲気など旅の記録的な意味合いで録音していましたので、
客室?内の自分の座っている場所(窓辺のテーブルの上に置いていたような....)で録音していました。
答えになっていないようですいませんが、私の場合に限って言えば、すいている車内が最適であったと思います。



投稿者 ころすけ
投稿日 09月24日(金)20時41分03秒
タイトル RE:録音の苦労は?
旅助さん、車掌さん、はじめまして。ころすけと申します。

私は25年程前に、当時普及しかけのラジカセでSLの車上録音にトライしていました。
夜行列車の音取りとは多少性格が違いますが、昔話を。

>窓からマイクを出して録音したら、風切り音に邪魔されて

SLの場合、車外にマイクを出さないとクリアな音が録れないので風音には本当に苦労しました。
「使い古しのストッキングをグルグル巻くとよい」なんていう記事が雑誌に載っていて標準装備していました。
これ地上ではかなり効果が有りましたが、車上では多少良いかな、という程度でした。
今のマイクにはこんな必要はないのでしょうが、当時は有り合わせのもので工夫していました。

客室窓からとかデッキのドアを開けて(旧客だけに出来る技)とか、オハフ61の車掌室の窓から、とかいろいろやりましたが、
発車直後はまあまあイケルのですが、車速がちょっと乗ってくるとゴーゴーと風の音ばかり。なかなかうまく行きません。
それでも峠では車速が落ちるので今聞いても部分的にはそこそこ楽しめますけど(ただし人に聞かせられる物ではないですが)。

一番良かったのはC11が逆行で引く機関車直後のデッキの連結面(ドアなし)で、
手の届きそうな所にシリンダーや煙突があるので実に歯切れの良い音が録れました。
しかもここは風が直接は当たらないので、風音から開放されます。
ところが悲しいかな、汽笛が入ると、余り近すぎてひずみどころか無音状態に
(私の使っていたラジカセは入力レベルを自動で調整してくれたのですが、許容範囲を超えてしまい完全に絞り切られてしまったのです)。
このテープは今聞いてもくやしい思いをします。
汽笛さえうまく録れていれば最高なのに...
結局、あちらを立てればこちらが立たず、という感じですね。

そう言えば「逆行C11+旧客」は今でも大井川でトライする事が出来るのですね。
最新の機器でトライしたらどうなるのか試してみたい気もします。
うまく録音された方もいらっしゃるかと思います。

「夜行列車の音取り」から離れてしまい、余り参考にならない話で失礼しました。
投稿者のホームページ



投稿者 大和路環状線
投稿日 09月24日(金)21時52分42秒
タイトル Re録音の苦労は?
全くの「音鉄素人」ですが、客レで私が気を遣うのは次の点でしょうか。
(いずれも基本的なことで非常に恐縮しています。)

・ホームでの録音は跨線橋の階段下のスペースが結構使えます。
 風の通り道に なりにくいと思われます。
・車内録音は機関車の次位の車両が最適。(もちろん)
・冷房シーズンは原則として車内での録音を避ける。
・12系・14系のスハフ(ディーゼル発電機搭載車)車内は極力避ける。
 駅の放送も、この車両のそばではほとんど聴き取れない。
・室内ドアに近い席や、旅行客のそばには近寄らない(特に良く喋るグループ)。
 逆にコトバに関心がある場合は、方言が聞けそうな人にネライを定めるのも良いですね。
 (2人組ぐらいが無難。また、地方の高校生は元気が良すぎるので使えぬ。)
・折角の夜行列車でも芸のない、或いは小声の車掌氏に遭遇する場合も多いです。
 スピーカー下の座席を確保し、場合によって放送は網棚付近で録音する。
・車掌室もポイント。発車ごとに機関士と列車番号を喚呼し合う無線交信が何よりの良い記録になります。

実際乗車する場合には矛盾し合う項目もありますが、自分なりの狙いを事前にしっかり定めて対処することが大切なように思います。


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