江原 忠清さん、こんにちは。
ブルー塗装の件ですが、昭和39年から施工された大掛かりな近代化改造工事に併せて実施されました。
青色というのは、言うまでもなく20系が引き金になっているようです。
まずは新系列の10系客車から、蛍光灯化(ナハ11・ナハフ11は新製時から蛍光灯)、
2段折戸の開戸化といった改造とともにブルー塗装に改められました。
そして同年、スハ43系などの一般型客車についても蛍光化、内装の張り替え(あるいは塗りつぶし)
などと同時に外装の塗り替えが開始されたというわけです。
3等客車が茶色一色だった当時ですから、非常に新鮮な印象を与えたのでしょうね。
ちなみに10系客車は全車にわたって塗り替えが行われたようですが、一般型客車の方は全車両に及ぶことなく、
旧型客車事実上絶滅の1986年まで茶色塗装、内装板張りのままの客車が残っていました。
こういった客車は1985年の改正で大量淘汰されており、最後まで茶色のままで生き残ったのは、
福知山客貨車区のオハニ36 7・11と米子客貨車区のオハフ33 389の3両でした。
また、オハ61系は系列まるごと近代化工事が施されることなく、1985年まで東北を最後の舞台に活躍を続けました。
ご指摘の通り、「はつかり」編成は例外ということになります。
細かい点で補足していただける方、どうぞよろしくお願いします。 |