>
特別料金なしで乗車できる客車列車は基本的に皆無となってしまっています。
強いて言えば、大井川鉄道井川線や黒部峡谷鉄道が、普通運賃のみで乗車し得る客車
運行区間という事になりますか。ただし後者は冬季が運休となるほか、特別料金枠も
少なくない様ですが。今年の三月まで、平日朝の輸送力増強に14系が充当されていた
樽見鉄道の場合、観桜(薄墨桜)シーズンにおける臨時列車も、特別料金を要しない
客レだったと記憶します。今後はこれも、気動車化されるのですかね。
ジョイフル・トレインの場合、首都圏にて御目にかかれるのは「ゆとり」「浪漫」の
二編成くらいになりましたが、御座敷仕様の宿命で、何れも団臨扱いですし、後者は
近く廃車が決まっているとの事。かつては「レインボー」による、上野−会津若松の
臨時急行など、繁忙期における一般開放運用は、御馴染みだったのですけどね。
「ゆとり」については、サロン仕様だった当時の「そよかぜ」運用が御馴染みでした。
1989年開催の横浜博に関連した、新宿−桜木町の臨時快速運用を利用した際の印象は、
カップルと同室になると身の置き処が無くなる事から、個室の乗合い開放は、かなり
弊害が大きいというものでした(^^)
電車仕様車に押され、最近は稼働率も低迷気味の「ゆとり」の趨勢が気になりますね。
|